SMエンターテインメントといえば、ビジュアル、ボーカル、ダンス、ラップのどれをとっても、業界トップクラスを誇るアイドルがそろう超一流の芸能事務所として有名。一方で、練習生になる前は歌やダンスが全くできなかったという人も多く、今ではNCTの顔ともいえる抜群の存在感と卓越したダンススキルを誇るテヨンが、入所時は練習生の中で1番ダンスが苦手であったことはファンの間でも有名な話だ。
“歌やダンスは教えられる”という方針で練習生たちを鍛え上げているSMエンタだが、実際はどんなトレーニングを実施しているのだろうか。SMエンタやYGエンタのコーチの元で練習生を経験したというTikToker Bianca Zhouが、SMエンターテインメントの練習生のトレーニング内容を明かしている。
まず練習生は、基本的に月曜日から土曜日まで、ほとんど毎日トレーニングを受けているという。1日のスケジュールは午後1時からスタートし、夜の10時まで続く。ほとんどの練習生は、学校に通ったり、特別練習に参加したりするため早くに起きている。
ダンスクラス
ダンスのトレーニングでは、ヒップホップからワッキング、K-POPダンスなど、様々なジャンルを学ぶ。中でもバレエのレッスンに重点を置いているそうだ。バレエの厳格な規律とテクニックは他のダンス形式にも役立つ強力な基盤づくりになるといい、K-POPパフォーマンスの複雑な振り付けをこなすために必要な姿勢や柔軟性、筋力アップに効果的だという。
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ボーカルレッスン
歌唱力が重要視されているSMエンタの練習生は、ボーカル力を向上させるために、さまざまなジャンルの音楽の練習に励んでいる。こういった練習の積み重ねが、デビュー時にバラードやポップ、R&Bなど、型にはまらないK-POPならではの実験的な楽曲にも対応できる秘訣だそうだ。
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スタイル、人柄、姿勢のクラス
歌やダンスなどの基礎的なトレーニングだけでなく、SMエンタでは、なんとスタイルや人柄、姿勢を矯正するクラスもあるそうだ。ステージ上でのカリスマ性や美的センスなど、ビジュアルの高さを期待されるアイドルにとって、こういったクラスは非常に重要なのだとか。特に姿勢のクラスでは、練習生がアイドルにふさわしい品格と自信を持って自分自身を表現できるように鍛えられるという。
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— fei (@woozinism) May 19, 2021
演技のクラス
演技の練習も重要なトレーニングの1つだそう。パフォーマンスを通じて感情を表現することができるだけでなく、ミュージックビデオで演技を披露する場面も多いといい、演じることに慣れる必要があるそうだ。こういったトレーニングの成果もあり、SMエンタは多くの“演技ドル”を輩出。少女時代のユナやソヒョン、EXOのスホ、D.O.、SUPER JUNIORのシウォン、Red Velvetのジョイ、イェリら多くのアイドルが俳優としても活躍している。
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プロダクションクラス
これらのクラスに加え、練習生はプロダクションのクラスも受けているそうだ。ここでは、音楽やビデオ制作の技術面について学ぶ。最近は、自分たちで楽曲制作を行うグループも増えてきており、練習生のうちからこういった技術を学んでおくことが重要になっているそうだ。
#RIIZE’s producer idol Anton! pic.twitter.com/bR94bZP142
— riize pics (@riizepics) July 31, 2023
これらのクラスを毎日受けているという練習生。また週の終わりにコーチからの個人評価を受け、月の最後には“月末評価”も受ける。
すべてのポジションにおいて高いスキルが求められるK-POPアイドルは、その高い基準を満たすために相当な努力が必要だ。しかし、K-POPの世界的な人気は高まり続けているため、こういった厳しいトレーニングの先にある可能性を考えると、価値のある時間だと言えるだろう。
