訴訟を取り下げたFIFTY FIFTY キナ、涙を流して謝罪・・「勇気を出して戻ってきてくれてありがとう」所属事務所ATTRAKTは寛容に受け入れる姿勢を明らかに

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仮処分抗告を取り下げ、事務所に戻ったFIFTY FIFTYキナが、涙の謝罪をしたことが明らかになった。

FIFTY FIFTYは今年6月、メンバー4人全員が所属事務所 ATTRAKTに対し、精算の不透明性や負傷メンバーを無理に活動させようとしたことなどによる信頼関係の破綻を理由に、所属事務所であるATTRAKTに対し専属契約の効力停止を求める仮処分を申請した。しかし9月、韓国ソウル中央地裁は「FIFTY FIFTYが契約解除事由を十分に釈明できず、提出された資料だけでは所属事務所との信頼関係が破綻に至ったとは考え難い」と判断し、仮処分申請を棄却。メンバーたちはただちに抗告し、ATTRAKTとの法廷紛争を続けていた。

しかし10月16日、事態が一転。メンバーのキナがとつじょ立場を変え、ATTRAKTに戻る意向を示したことを韓国メディアSPOTV Newsが報じたのだ。キナは16日、ソウル高裁にATTRAKTに対する仮処分抗告の取り下げ書を提出したという。

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これを受け、ATTRAKT チョン・ホンジュン代表は多数のメディアに対し声明文を発表。キナが直接チョン・ホンジュン代表に会い、謝罪したことを明らかにした。

声明文によると、キナは仮処分抗告の取り下げ書を出した当日にATTRAKTを訪れ、代表と話を交わしたという。チョン・ホンジュン代表は当時のキナの様子について「キナが本当に疲れていた。どれほどの気苦労をしたのだろうか」と明らかにし、「キナが涙を流しながら僕に申し訳ないと、謝罪すると言ってきた」と、2人が交わしたやり取りの内容を説明した。チョン・ホンジュン代表は、そんなキナに対し「勇気を出して戻ってきてくれてありがとう」と伝えたという。

キナの今後の活動については、「今はまだキナの活動について議論する段階ではない。整理すべき状況が多い」と明らかにし、「ひとまずは自粛の時間を持つことが優先だ。キナもこれに同意した。本人が何を間違えたのか、正確に知っていた」と説明した。

また、チョン・ホンジュン代表は「練習生生活を7年もした子。長い間歌手という夢に向かって走ってきたメンバーであることを知っているだけに、彼女は今すごく疲れているだろう」とキナが一連の騒動で受けた心の傷を心配している様子。「疲れたキナがゆっくり休んでからまた話してみようと言った」という。そして、「私とATTRAKTは戻ってきたキナを当然受けてくれるだろう」と、一度は専属契約の解除まで求めたキナに対し、非常に寛容な姿勢を見せた。

一方で、残る3人のメンバーは抗告は取り下げず今後も訴訟を続けるつもりであることを、弁護士を通して明らかにしている。

FIFTY FIFTYは、2022年11月にATTRAKTからデビューした4人組ガールズグループ。設立からわずか1年半弱の中小事務所出身だが、2月にリリースした1stシングル「The Beginning: Cupid」のタイトル曲「Cupid」が世界的に大ヒット。K-POP史上最速でビルボードのメインチャート「Billboard Hot 100」にランクインしたほか、「Global Excl. U.S.(アメリカのデータを除外したグローバルチャート)」で首位を獲得、SpotifyでK-POPガールズグループ史上最高の月間リスナーを記録するなど、あのBTS(防弾少年団)やBLACKPINK、NewJeansをも凌ぐ勢いを見せてきた。「中小ドルの奇跡」とも言える快進撃に、“第2のBTS”が生まれるのではないか、という声も多く上がっていた。

そんな矢先、ATTRAKTとプロデューサーの対立の発覚をきっかけに、FIFTY FIFTYとATTRAKTの間に法的紛争が勃発。泥沼状態と化していた。

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