「GOING SEVENTEEN」は、もはやファンのためのものではない!? 新オープニングに「メンバーの名前」が書かれているのはなぜ…? 大衆からも人気を獲得している番組ならではのアイデアに感嘆

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SEVENTEENのオリジナルコンテンツ「GOING SEVENTEEN」の新たなオープニング映像が公開された。

2月2日、SEVENTEENは2022年バージョンの「GOING SEVENTEEN」オープニング映像を公開。「GOING SEVENTEEN」は2017年から始動しているSEVENTEENのオリジナルコンテンツだ。2021年の最後の放送を終えたあと、しばらく休暇期間に入っていたが、来る2月9日に再び放送が始まる。今回の映像はそれに先駆けて公開されたものだ。

[GOING SEVENTEEN] 2022 Opening Title Sequence

SNSでは、このオープニング映像を見たファンの考察が話題を呼んでいる。ファンが注目しているのは、オープニング映像に書かれたメンバーたちの名前だ

もう「GOING SEVENTEEN」はファンが観るコンテンツの域を超えて、SEVENTEENが誰かも知らない人たちも楽しめるYouTubeのバラエティー番組を目指してるんだね。登場人物の名前を教えてあげてる。

このツイート主は、オープニング映像にメンバーの名前が書かれていることに注目している。どうやら、「GOING SEVENTEEN」は“すでにメンバーの名前を知っている”ファンだけのためのコンテンツではなく、SEVENTEENのメンバーの名前を知らない一般人向けのコンテンツを目指しているのではないか、と考察しているようだ。

今回のオープニング映像は、マンガのようなポップでかわいらしいイラストとともにメンバーの写真が使われている。そして、彼らのことを知らない視聴者でも、一目でメンバーの名前がわかるように、メンバーごとに名前が書いてある。

2022バージョンのオープニング

2022バージョンのオープニング

じつは、「GOING SEVENTEEN」のオープニング映像にメンバーの名前が入ったのは、今回が初めて。過去の3つのバージョン(※)には、メンバーの姿は出るものの名前は出てこない。

※「GOING SEVENTEEN」オリジナルオープニングソングができたあとに公開されたもの

2019年

2017年から始まった「GOING SEVENTEEN」だが、今のようなバラエティー番組形式になったのは2019年からのこと。それまでは舞台裏を公開するビハインド動画のようなコンテンツだったものが、2019年からは1つの独立した番組として確立されている。

2019年のオープニングで使用されている歌や映像は、ともにSEVENTEENが自主制作したものだ。曲は、普段プロデューサーとしても活躍しているウジ(イ・ジフン)を中心に制作。ベースのビートからメロディーの作曲、レコーディングまで、すべてメンバーたちが完成させた。

また、映像もメンバーたちが直接、演出・出演している。彼らのアイデアがふんだんに盛り込まれたユニークな映像だ。

2020年

2020年はオープニングソングを短く変更。2019年バージョンは約20秒だったものが、2020年バージョンはその約半分程度の長さとなっている。

この年の映像は、スタッフによって制作されたものだ。2019年の「GOING SEVENTEEN」をもとにしたイラストが描かれており、そこにメンバーの顔写真が使用されている(※)。

※最初のシーンから順に、EP.25「SVT Playground」、EP.19「論理ナイト」、EP.17「カラオケ脱出」、EP.21「TTT」がもとになっている。

2021年

2021年バージョンは、2020年の「GOING SEVENTEEN」で行った企画をもとに作られている。レトロゲームのキャラクターのようなユニークな感性が盛り込まれた映像だ。ちなみに、2021年バージョンは、毎エピソードごとにオープニング映像の最後のシーンが変更されている。

▼通常のオープニング

通常のオープニング

通常のオープニング

▼EP.14のオープニング

「田植え」コンセプトのときのオープニング

「田植え」コンセプトのときのオープニング

2022年

[GOING SEVENTEEN] 2022 Opening Title Sequence

ではなぜ、2022年バージョンで“初めて”メンバーたちの名前が入れられたのだろうか?おそらく、それは「GOING SEVENTEEN」の認知度がかなり上がったことが理由だろう。

そもそも「オリジナルコンテンツ」というものは、基本的にアイドルが“ファンに見せるために”制作する番組だ。アイドルのことをよく知っている、もしくはよく知りたいと思っているファンに向けたコンテンツであるため、“出演者の基本情報をある程度踏まえている”ことが前提で作られている。つまり、メンバーのことを知っているファンだけが楽しめるものなのだ。

ところが、「GOING SEVENTEEN」はその枠を悠々と乗り越えた。彼らの番組は、カラット(SEVENTEENのファン)を楽しませるだけでなく、一般人すらをも夢中にさせたのだ。その結果、「GOING SEVENTEEN」の再生回数はそのほとんどが100万回を超え、中には1000万回まで到達したものまで登場。オリジナルコンテンツと呼ぶにはあまりにも影響力の大きな番組に成長したのだ。

番組が大きくなるにつれて、カラットではない「GOING SEVENTEEN」視聴者のことを「キュービック」と呼ぶ文化まで誕生。キュービックは“SEVENTEENがいったい何者なのか”ということをよくわかっていないにもかかわらず、番組が面白いからという理由で視聴している人たちだ。

このようにファン以外の人からも大きな注目を集め、ますます人気を高めている「GOING SEVENTEEN」。新オープニング映像は、そんな番組の性質を考え、より多くの人が楽しめるように工夫した結果、生まれたものだろう。

2022年バージョンのオープニングが公開されて以降、SNSでは番組に関するコメントが急増している。数か月の空白期を経てついに帰ってくる「GOING SEVENTEEN」に、カラットそしてキュービックは大きな期待を寄せている。

「ついに人生の楽しみが…!帰ってくる!!!」
「ゴセ(「GOING SEVENTEEN」の愛称)がない日々は辛すぎた」
「あと1週間でゴセが見られる」
「楽しみすぎる」
「過去のエピソード見返して耐え忍んだ数か月…ついに新しいものが…!」

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