韓国の大手企業 CJ ENMがSMエンターテインメントを買収する予定であることが明らかになった。
CJ ENMは11月中に、SMエンタの最大株主であるイ・スマン総括プロデューサーの持株を6000億ウォン（約600億円）以上の金額で買収する予定であるという。CJ ENMはMnetをはじめとしたK-POPコンテンツの製作を先導して行い、日本でも話題になった映画「パラサイト」やドラマ「愛の不時着」などのコンテンツの制作にも関わる、大手エンターテイメント企業だ。
今回の買収により、CJ ENMはSUPER JUNIOR、SHINee、EXO、NCT、aespaなどのSMエンタ所属のスターのマネジメントに、グローバルに関わることになる。関係者によると、「イ・スマン総括プロデューサーが子息などに経営権を譲るよりも、会社の成長やK-POP残業の持続と拡大のために持株を売りに出すことを決めた」という。
とはいえ、韓国最大のK-POPアーティスト事務所であるSMエンタが買収されるとあって、ファンも戸惑いを隠せない様子。ネット上では「SMこれからどうなるのかな」「CJはコンテンツは強いけどマネジメントはあまり聞いたことがない」など心配の声も上がっている。
だが、SMエンタ所属のSHINeeとNCTのメンバーが、「この買収劇を予測していたのでは？」とも取れるような発言をしていたことがわかり、話題になっている。
それは、2016年のこと。SHINeeのキーと、NCT ドヨンの実兄で俳優のコンミョンがOn Style（CJ ENMが運営するチャンネル）の番組で共演していた。
その企画の中で、2人とともに登場したのがNCT ドヨンとジェノ。その撮影中に、「これはインターネット放送？」と尋ねるドヨン。これに対しキーは、「どちらにしても全てCJの陰の下にあるんだよ」と返答。
加えて、「僕がどれだけCJを愛してると思ってるんだ、僕はCJの手先です」とCJへの情熱を語ったキー。
さらに、ドヨンとジェノを映し、「こちらはCJの有望株です」と紹介。ドヨンもこれに乗っかり、「僕はCJの陰で生きたいです。CJの陰に招待してください」と、情熱をのぞかせた。
実際の映像
約5年前のこの映像に、ネット上では、
「ドヨン、CJで生きる夢がついに叶ったね（笑）」
「冗談が現実になったね」
「この3人、まさかこの買収劇を知ってたの？（笑）」
など、さまざまな反応が寄せられている。
