NewJeansが本日13日、「重大な契約違反」の是正要求を受入れない場合、ADORを退社するとの内容証明を送った。
韓国の報道によると、NewJeansのメンバー ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインの5人は所属事務所であるADORに内容証明書を送ったという。内容証明の受取日より14日以内に専属契約の重大な違反事項をすべて是正するよう要求したという。要求が受け入れられなければADORとの専属契約を解除すると通告した。
NewJeansの所属事務所ADORは、BTS（防弾少年団）らを生み出したHYBEE傘下のレーベル。2024年4月22日にHYBEはADOR代表だったミン・ヒジンに対し「ADORの独立を画策し、経営権分離を試みようとしたとした」と辞任を要求。ミン・ヒジンはこれを否定し、両者は長きにわたって争っている。ミン・ヒジンはNewJeansの生みの親として知られ、彼女らのプロモーションを担当している。
そしてADORは8月27日、ミン・ヒジンの代表退任と新代表としてキム・ジュヨンを選任したと発表。しかしミン・ヒジンはこれを「一方的な通知」だと反論。９月11日にはNewJeansメンバーらが緊急生配信を行い、ミン・ヒジンの代表復帰を求めた。しかしHYBE側はこれを拒否。代表取締役復帰を求めたミン・ヒジン側の仮処分申請は、10月29日にソウル地裁に却下された。
両者は現在も争っており、10月15日には韓国の国会でハニがHYBEからの不当な扱いについて証言するなど、大騒動へと発展。国政監査を通じてHYBEの内部報告書が公開されるやいなや、SMエンターテインメントやJYPエンターテイメント、YGエンターテイメントなどの大手事務所から中小事務所所属のアーティストに対する誹謗中傷ともとれる内容が含まれており、韓国のみならず日本でも大きな話題となった。その内部報告書を作成したWeverse Magazineの室長は解任されたものの、未だに騒動は収まっていない。
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