ONE PACTがグループとして初めて来日。公式デビューに先がけ、来日イベントをパシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。
ONE PACTは、2023年2月から4月にわたって放送されたサバイバル番組「BOYS PLANET」に出演し、人気を集めたユン・ジョンウと、イ・イェダム、オ・ソンミン（TO1での活動名：ジェローム）、10月にソロデビューを果たしONE PACTにも参加することになったジェイ・チャン、元Ciipherのメンバーで、高校生ラッパーたちによるHIPHOPサバイバル番組『高等ラッパー4』に出演した経歴もあるテグ（ヨム・テギュン）の5名によって結成されたボーイズグループ。グループ名の「ONE PACT」は、“one”と“impact”の合成語で、「ひとつに集まって大きなインパクトを作る」という意味が込められている。11月30日に1stミニアルバム『Moment』で待望のデビューを果たす。
そんな今、大注目のONE PACTが来日を果たし、11月17日（金）にPRE DEBUT FANCON TOUR『2023 ONE PACT FANCON TOUR： IN JAPAN』 を開催。この記事では、その昼公演の様子をレポートする。
「Hot Stuff」で熱いステージの幕上げ
(c)ARMAD ENT
本公演は平日の昼間に開催されたにもかかわらず、多くのファンが会場を埋め尽くした。ONE PACTとしての初めての公演に駆けつけたファンが期待を膨らませる中、黒と白を基調とした衣装に身を包み、颯爽と登場したメンバーたち。あふれんばかりの歓声を浴び、まず披露したのはテグがプロデュースした楽曲「Hot Stuff」だ。同曲は「ひとつに集まって大きなインパクトを作る」というグループ名に込められた意味を、そのまま体現した楽曲になっており、グループとして初めて会うファンに自己紹介するのにピッタリの曲だ。
【動画】ONE PACT 원팩트 ‘멋진 거’ PERFORMANCE VIDEO
開始早々から、熱いパフォーマンスを繰り広げ、ファンの心を鷲掴みにしたONE PACT。歌い出しを担当するテグのクセになる歌声から、ステージのどこにいても圧巻の存在感を放つジョンウ、唯一無二の歌声でファンを魅了するジェイ、ステージに華を添えるソンミン、そして圧倒的なステージ掌握力を見せたイェダムまで、1つ目のステージから大きなインパクトを残した。
(c)ARMAD ENT
まだまだステージの余韻が残る中、ここでMCの古家正亨とチャ・ウンギが登場。1つ目のトークコーナーに移った。
ONE PACTだけの強みは？ メンバーの知られざる素顔に迫る
(c)ARMAD ENT
正式デビューを約2週間後に控えるONE PACT。彼らだけの強みを聞かれると、リーダーのジョンウは何かいいものを１つ選びたいと慎重に考える。すると、テグが「かわいいマンネ（末っ子）がいる」とポツリ。イェダムの愛らしさは誰にも負けない！ とイェダムに対する深い愛情をアピールした。続けてソンミンは、「唯一無二のボーカルがいる」とジェイを指差し、類い稀に見る高い歌唱力の持ち主であるジェイを褒め称えた。
(c)ARMAD ENT
続けて、メンバーの来日記を辿るコーナーでは、ソンミンがみたらし団子のおいしさに感動したことを告白。メンバーだけでなく、ウンギにもその興奮を伝えていたといい、「食べてみて」と団子を分け与えていたという。
(c)ARMAD ENT
メンバーの素顔に迫る質問コーナーでは、テグの意外な一面が明らかに。メンバーによると、彼は整理整頓が苦手だそう。服や食べ物など、色んなものが散乱しているといい、彼が散らかしたものを他のメンバーたちが片付けているそうだ。
一緒に1週間旅行に行きたいメンバーは？ という質問では、ソンミンとジョンウがお互いを、イェダムとテグがお互いを選ぶなど、奇跡のマッチを見せた。“運命だ”と喜ぶソンミンとテグに対し、ジョンウとイェダムは「そこまでではない…」とツンデレな一面を見せた。一方でジェイはメンバーではなく、自分を選択。「みんなうるさすぎるから…」と理由を明かすと、すぐさまジョンウから「お前が1番うるさい！」（日本語）とツッコミが。仲のよさが伝わる一コマに会場に笑いが起きた。
(c)ARMAD ENT
ユニットに分かれてカバーステージを披露！ キュートな魅力にMCウンギも悶絶
(c)ARMAD ENT
トーク後は、カバーステージを展開。1曲目の「Hot Stuff」とは一変、超絶キュートなHIGHTLIGHTの「Plz Don’t Be Sad」のステージを披露した。
メンバーの愛らしさあふれるステージに、MCのウンギはかわいすぎると悶絶。彼の発言にファンは共感しつつ、「かわいい〜」とメンバーの魅力にメロメロになっているウンギこそがかわいい、と癒された人も多いだろう。
【動画】[MV] Highlight(하이라이트) _ Plz Don’t Be Sad(얼굴 찌푸리지 말아요)
この後は、ダンス、ボーカルに分かれてユニットステージを披露。ジョンウ、ソンミン、イェダムの3人はK-POPヒットメドレーをパフォーマンス。SEVENTEENの「Super」、Stray Kidsの「S-Class」、BTS ジョングクの「3D」、チョン・ソミの「Fast Forward」を続けて披露し、どんなコンセプトの楽曲も自分のものにする抜群のコンセプト消化力を証明した。
(c)ARMAD ENT
ダンスユニットの後は、ボーカルユニットとしてジェイとテグが登場。2人は感性あふれるJVKEの「Golden hour」を披露した。繊細ながら力強さもある、その圧巻の歌声にはファンもうっとり。歓声をあげることさえも忘れ、静かに聴き入っていた。ユニットステージは各ポジションごとにトップクラスの実力者がそろっていることを改めて実感させるものだった。
(c)ARMAD ENT
【動画】JVKE – golden hour (official music video)
埼玉に行ってみたい！ テグがそう望む理由とは？
(c)ARMAD ENT
メンバーが衣装チェンジに入る際、ステージに残ったジェイとテグは日本で行ってみたいところを聞かれると、ジェイは京都と回答。歴史に興味がある彼は歴史深い京都を訪れてみたいそうだ。一方テグは、まさかの埼玉と回答。人気アニメ「ONE PUNCH MAN」の影響で埼玉が気になるそうだ。
ゲームコーナーでは、メンバーが抜群のセンスを発揮。お絵描きリレー、99秒間で様々なミッションに挑戦するミッションリレーをいとも簡単にクリアし、みごとな団結力を見せた。
ゲームコーナーの後も、カバーステージは続き、今度はなんとNew Jeansの「New Jeans」を披露。爽やかな魅力いっぱいなパフォーマンスでファンに笑顔を届けた。
まさに史上最高のルーキーの誕生！ 「G.O.A.T」に「RUSH IN 2 U」・・ 最後の最後までファンを楽しませる演出に
(c)ARMAD ENT
続いて披露したのは、パフォーマンス動画を先行公開し、実力派ルーキーの誕生を予感させた「G.O.A.T」。同曲のタイトルは“greatest of all time（史上最高の）”という意味の英語「goat」からきており、その言葉の通り、タイトルにふさわしい卓越したパフォーマンスでファンに衝撃を与えた。
【動画】ONE PACT 원팩트 ‘G.O.A.T’ PERFORMANCE VIDEO
続けて披露したのは、BIGBANGの「LET’S NOT FALL IN LOVE」。歌詞自体は少し悲しい印象を与える同曲だが、ONE PACTは抜群のバラエティーセンスを見せ、コミカルにアレンジ。イェダムがロングヘアのウィッグを被って登場し、そんな彼をメンバーたちが追いかけるという演出で、笑いを誘った。コメディー要素がありながらも、それぞれの想いを歌に乗せる姿は新人アイドルとは思えない表現力の高さが光っていた。
アンコールでは自主制作のミュージックビデオが話題を呼んだファンソング「RUSH IN 2 U」を披露。曲中には、なんとステージを降りてファンの近くにやって来るとびっきりのファンサービスも。最後の最後までサプライズ盛りだくさんの内容となったファンコンサートにファンは熱狂。初めての公演は大盛況となった。
【動画】ONE PACT 원팩트 ‘RUSH IN 2 U’ Self Made Video
個性豊かなメンバーが生み出すシナジーに注目
(c)ARMAD ENT
リーダーのジョンウは、初めてのことばかりで緊張するイェダムを気遣ったり、アクセサリーやマイクが外れるジェイとテグのお世話をしたり、頼れるリーダーぶりを発揮。またファン1人ひとりのこともよく見ており、丁寧にファンサービスをしていた。
ソンミンはファンに自分の気持ちをできる限り日本語で伝えようと頑張っている姿が印象的で、自分が再びアイドルとしてステージに立つことができるよう、応援してくれたファンへの感謝を何度も何度も伝える姿からは、彼の真摯な人柄が伝わってきた。
(c)ARMAD ENT
ジェイは、ファンの心を掴んで離さない唯一無二の歌声で会場を魅了するだけでなく、コミカルな一面でファンを笑わせるなど、バラエティ力も発揮。パフォーマンスを通じてファンを惹きつける力に長けており、まさに真のエンターテイナーともいえる存在であることを証明していた。
(c)ARMAD ENT
今回、ONE PACTに合流したことでテグの存在を知ったという人もいるだろう。今回の公演でテグは、自分がどんな存在であるかを改めてファンに紹介。音楽プロデューサーやラッパーとしてだけでなく、ボーカルも得意であることを証明し、カリスマ性を輝かせる彼の虜になったという人も多いのではないだろうか。
(c)ARMAD ENT
末っ子のイェダムは、終始緊張していた様子だったが、ステージが始まると表情を一変。堂々としたキレのあるダンスと力強いボーカルでファンを魅了した。一方、ステージが終わると、またかわいらしいマンネの姿に戻るなど、沼落ち確定のギャップを披露。彼が年上メンバーたちに愛されている理由がよく伝わってきた。
(c)ARMAD ENT
そんな個性豊かなメンバーたちが織り成す、一撃でファンを魅了するパフォーマンスこそが彼らの最大の魅力だろう。今回の公演を通じて、ウンギも「ステキなデビューができそうです」と太鼓判を押した。いよいよ、11月30日に待望のデビューを果たすONE PACTを応援していきたい。
[📸] 2023 ONE PACT FANCON TOUR
IN JAPAN <THE PACT> 종료❤️🔥여러분께 처음 선보이는 무대로
온종일 긴장과 설렘이 가득했는데요
여러분들의 뜨거운 열기와 함성 덕분에
가슴 벅찬 하루를 보냈습니다🥰오늘 이 순간 오래 기억해 주시고
앞으로도 오래 자주 만나요❤️#ONEPACT #원팩트 #THEPACT pic.twitter.com/CMI3JhlwWM— ONE PACT (@onepact_) November 17, 2023
公演概要
タイトル：『2023 ONE PACT FANCON TOUR IN JAPAN』
日時：2023年11月17日 (金)
1部 14:00開場/15:00開演 2部 18:00開場／19:00開演
会場：パシフィコ横浜 国立大ホール
出演：ONE PACT(JONG WOO,SEONG MIN,TAG,YE DAM,JAY CHANG)
MC：古家正亨、チャ・ウンギ(ゲストMC)
セットリスト
Hot Stuff
Plz Don’t Be Sad(얼굴 찌푸리지 말아요) 原曲HjghLight
ダンスメドレー(Super 原曲SEVENTEEN, S-class原曲Stray Kids, 3D原曲Jong Kook, Fast Forward原曲JEON SOMI)／JONG WOO,SEONG MIN&YE DAM
Golden hour (原曲JVKE)／TAG＆JAY CHANG
5 New Jeans (原曲New Jeans)
6 G.O.A.T
7 LET’S NOT FALL IN LOVE(原曲BIGBANG)
8 RUSH IN 2 U
◆デビューアルバム概要
ONE PACT 1st Mini Album「Moment」
11月30日(木)リリース
■ONE PACT JAPAN 公式X：https://twitter.com/onepact_japan
■ONE PACT 公式YouTube：https://www.youtube.com/@ONE_PACT
