日プ女子こと『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』がついに放送開始。注目の練習生・櫻井美羽（さくらい みう）がステージで涙を流した。アイドルを目指す練習生の苦悩がうかがえるその訳に、注目が集まっている。
【動画】#1 ハイライト┊ ウィング・ベル・ムーン ✧ aespa ♫ Spicy ［レベル分けテスト］
10月5日、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾で初の女子版となる『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』が映像配信サービスLeminoにて放送開始。第1話では、参加練習生、トレーナー陣のお披露目とレベル分けテストの前編が行われた。
特に熱い関心が注がれたのは、テーマソング「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」のセンターを務めた櫻井美羽。彼女は、NiziUを輩出したオーディション番組『Nizi Project』やKep1erを輩出した『Girls Planet 999 ： 少女祭典』に出演した経験があり、放送前から知名度の高かった注目の練習生だ。彼女はその後HYBE傘下の事務所の練習生になり、あのNewJeansのデビュー組としてNewJeansメンバーたちと一緒に練習に励んでいたという事実も明らかになり、スタジオや視聴者を驚かせた。
✧ LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜 ✧ [PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS]
しかし、華やかな経歴とは裏腹に彼女の心境は複雑な模様。彼女は「練習生期間が長くなるにつれてデビューをして成功している友達も増えていくので、年齢もありますしこれが最後になるかもしれないなと思って来ました」と、番組出演への覚悟を述べた。
レベル分けテストでは同じく韓国の大手事務所での練習生経験がある山本すず、日髙葉月（ひだか はづき）とチームを組み、aespaの「Spicy」を披露した。パフォーマンスの前には「今日は私がデビューメンバーにふさわしいことを証明します」と鋭いまなざしで堂々の宣言。トレーナー陣の期待を高めた。
aespa 에스파 ‘Spicy’ MV
安定したボーカルやカリスマあふれる表情で見事なパフォーマンスを行った彼女だったが、トレーナー陣は櫻井美羽のパフォーマンスに違和感を抱いた模様。ボーカルトレーナーのイ・ホンギは「ボーカルもダンスもパフォーマンスも全部上手いと思うんですけど、何かをもうちょっと自由に表現できるはずなのにそれが何かで固まっているみたいな」と指摘。仲宗根梨乃が「心当たりありますか？」と違和感の正体を本人に尋ねると、櫻井美羽はうつむいて涙を流し始めてしまったのだ。どうやら本人もその違和感の正体に思い当たる節があるようだ。
「最初このパフォーマンスを準備しながら・・」と口を開いたものの、涙があふれ出して止まらず、話せなくなってしまった櫻井美羽。泣きじゃくる彼女を心配したチームメイトが寄り添うと、「ありがとう」と呟いて涙をぐっと堪え、声を震わせながら自身が抱いていた複雑な心境を告白し始めた。
「最初は全く自信もなかったですし、何回もデビューを逃しているので何か足りてないって思っていて、自分のことをずっと信じていられなかったんですけれども、チームのこともしっかりと考えられているのかなというところではずっと不安な気持ちでいっぱいで・・」と、本音を打ち明けた櫻井美羽。彼女は、度重なる挫折に自信を失くしてしまったようなのだ。
これを聞いた仲宗根梨乃は、「あのさやっぱさ・・ 感情ってパフォーマンスに出ちゃうんだよね。せっかくこのステージにチャンスとして得てるんだからさ、心の底から信じてください、自分を」と、厳しくも愛のある指摘をして櫻井美羽を鼓舞。
国民プロデューサー代表の木村カエラも、「今泣いて緩んだじゃない、表情もすべてが。その瞬間の美羽さんが一番カワイイ。さっきみたいにキッてして動いて固まってる時よりきっと今パフォーマンスしたらもっと輝く。弱いところも強いところも、それがパフォーマンスにすべて出るから、そんなに自分をこうだからって固めてはもったいないと思います」とアドバイス。キャリアやプレッシャーで凝り固まってしまっていた櫻井美羽を優しく解した。
評価を聞いた櫻井美羽の表情は、パフォーマンス前と比べると遥かに柔らかく変わり「デビューを逃しているという理由で自信がなかったので、自信がある自分を作っていたのかなってわかっていたんですけど、緊張が解けたときの顔が一番キレイだよって言ってくださって、あれだけ鏡の前で表情の練習をしていた舞台よりキレイだよって言われて、次の舞台に繋がるいい言葉だったなって思います」と安堵の表情で語った。
苦悩やプレッシャーを抱えながらも夢を諦めず挑戦し続ける櫻井美羽に、ファンからは応援の声が殺到している。
