K-POP界ではこれまで、清純、純粋、無邪気、愛らしい、といった清楚なイメージの女性アイドルが人気を集める傾向にあった。しかし最近、これまでとはまるで違う新たなジャンル「ホットガール」の人気が高まりつつある。
「ホットガール」とは主に英語圏で使われてきたスラングで、セクシーでアグレッシブなイケてる女性を指すワード。K-POP界では主に健康的でしっかりした体、自信に満ちたクールな雰囲気、そしてヒップなスタイルをホットガールの特徴としている。まるでアメリカのハイティーン映画に登場するクイーンのような堂々とした魅力が、多くの人々を魅了している。
数多くのホットガールたちの中から、最近韓国の大手メディア 韓国日報が2人のK-POPアイドルを「ホットガールといえば思い浮かぶ代表的なアイドル」として選出した。韓国の報道機関が認めるほどのホットな魅力を誇る2人とはいったい誰なのだろうか。納得の顔ぶれと、その魅力や2人から学ぶ「ホットガールファッション」の特徴を紹介する。
aespa ジゼル
ジゼルは、日本で生まれ育った日韓ミックスだが、幼い頃からインターナショナルスクールに通っていたため英語が堪能。育った環境が影響しているのか、性格も大らかで明るく好むスタイルもアメリカンだ。
ジゼルは、持ち前の健康的でクールなイメージにY2Kファッションアイテムを活用したスタイリングを加え、彼女ならではのイメージを構築している。ジゼルが最も好んで身に着けているアイテムは、ミニマルなノースリーブTシャツ、ワイドフィットのカーゴパンツ、キャップやビーニーなど様々な種類の帽子。近年ファッション界で着実に愛されているY2Kムードのベーシックアイテムを用いて、ヒップ感を強調する傾向にあり、「クアンク（飾っているようで飾らない）」スタイリングのスタンダードを示している。
K-POPファンや韓国の若者の間では、ジゼルのラフなホットガールファッションを真似する人が続出中だ。
LE SSERAFIM ホ・ユンジン
ユンジンは、韓国生まれアメリカ育ち。彼女はその異国的な顔立ちも相まって、絵に描いたような「ホットガール」のイメージを放出している。
しかし、ジゼルとは対照的にユンジンは比較的成熟した大人っぽいスタイリングでホットガールファッションを完成させている。エキゾチックで都会的な雰囲気を醸し出すクロップトップやホルターネックのトップスにカーゴパンツとサングラスを合わせるのが彼女の定番だ。
また、K-POPアイドルにとって欠かせないヘアメイクにこだわらないのもユンジンの魅力。彼女はあえて髪をラフに束ね、顔はすっぴんのままというK-POPアイドルにとっては型破りなスタイルで、海外セレブのようなホットな雰囲気を演出している。
