異次元のシンクロダンス! JO1、本物の実力を見せつける! 11人の調和が生む息の合ったステージに注目・・『LAPOSTA 2023』をレポート

JO1 / 撮影:田中聖太郎 EVENTS
JO1 / 撮影:田中聖太郎

JO1が実力派アイドルのポテンシャルを証明。質の高いライブパフォーマンスでファンをよろこばせた。

5月31日、JO1は所属事務所LAPONEエンターテインメントが開催した「LAPOSTA 2023」に出演。JO1の楽曲だけでなく、後輩グループのINIの楽曲やカバー楽曲など、バラエティー豊かなステージを披露した。今回はJO1のステージ、そしてコラボユニットステージについてレポートしていきたい。

撮影:山内洋枝(田中聖太郎写真事務所)

撮影:山内洋枝(田中聖太郎写真事務所)

SuperCali

JO1が最初に披露したのは、6TH SINGLE『MIDNIGHT SUN』のリード曲「SuperCali」だ。メンバーたちの息の合ったシンクロダンスが魅力のこのパフォーマンス。そのダンスパフォーマンスは言わずもがな、ボーカルでも安定した実力を見せた。

特に目を引いたのは豆原一成、そして河野純喜だ。豆原は力強いボーカルの持ち主。このステージでも、サビ部分で安定した声を聞かせている。彼の声は重量感がありながらも、疾走感のある爽やかな歌声。ハリのあるその声が大きく鳴り響くその様子からは、ライブパフォーマンスならではの躍動感が感じられる。

河野純喜は後半のハイライト部分をパワフルに歌い上げた。メインボーカルとして楽曲のハイライトパートやアドリブパートを歌うことが多い河野。その一つ一つを丁寧に、かつエネルギッシュに歌い上げ、曲の完成度を底上げした。この2人に加えて、佐藤景瑚の美しい声にも心惹かれた。彼のパートは比較的、高音であることが多い。この楽曲でも序盤で少し高めの音を歌っているが、彼の軽やかで透明感のある声が聞こえる。他のメンバーに比べると、彼は柔らかく繊細な声を持っている彼。そんな天使の歌声が楽曲の良いアクセントとなっていた。

Tiger

7TH SINGLE『TROPICAL NIGHT』のリード曲である「Tiger」。このステージでは、白岩瑠姫大平祥生の高い表現力が印象的だった。白岩はサビパートでセンターに来る場面、美しいビジュアルがステージのど真ん中に来ることで、パフォーマンスがより一層華やかに。表情を作りながら、キレのあるダンスも踊りこなし、圧倒的な存在感を見せつけた。大平祥生はパフォーマンスに緩急があり、見応えがあった。曲のイメージや魅了を表情で表現する姿が印象的だった。

與那城奨はメインボーカルらしい堂々とした声でパフォーマンスの安定感をさらにアップさせた。彼は表情も完ぺきで、どの瞬間を切り取っても100点な姿を見せる安心感のあるパフォーマンスだった。

OH-EH-OH

2ND SINGLE『STARGAZER』のリード曲「OH-EH-OH」では、川尻蓮のボーカルが印象的だった。川尻もまた、高音パートが多い人物。この楽曲ではサビ部分を担当している。「OH-EH-OH」のサビはかなり音が高い上、ジャンプしながら歌わなければならない難易度の高いパートだ。しかし、川尻は持ち前の体幹を生かし、美しい高音を聞かせた。

Get Inside Me

トロッコで会場を移動しながらパフォーマンスした「Get Inside Me」。観客席のファンたちと視線を合わせながらにこやかな表情で歌っているメンバーたちの姿は、まさにキラキラと輝くアイドルそのものだった。

Dreaming Night

「Dreaming Night」の冒頭部分では、川西拓実が美しいボーカルを聴かせた。彼は歌、ダンス、表情、全てにおいて常に安定したパフォーマンスを見せるメンバーだ。今回のステージでは、とりわけカメラサービスが非常に上手かった。カメラにどのタイミングで映されようとも、常に表情が出来上がっている。彼が意識して表情を作っているのか、それとも心から音楽を楽しんでいるその姿がそのまま表情に出ているのか、どちらが本当なのかわからないほど、彼はとても自然体で美しい姿を見せ続けていた。

Rose

「Rose」のステージでは、JO1の武器であるシンクロダンスを楽しむことができた。特に印象的だったのは曲の前半、金城碧海がセンターに来るパートだ。ここではメンバーたちが金城を囲むようなフォーメーションで一体感のあるダンスを見せる。このパートがとても揃っていて驚いた。11人が息ぴったりに動いているため、どのような動きをしているのかがとてもクリアに見える。ダンスパフォーマンスは大人数であればあるほど、バラバラになる可能性やゴタついて見える可能性がグッと上がるが、JO1にはそれがない。ここまで、彼らはすでに5曲のパフォーマンスを披露しているが、6曲目に突入してもなお、ぴったりと揃ったダンスを見せられるという圧倒的な実力に驚いた。

休憩をほとんど挟まずして進行されるライブの場合、体力が減るにつれて少しずつパフォーマンスに乱れが出るというのは、よく見られる現象。むしろ当たり前だと言ってもいい。しかし、JO1にはそれがない。おそらく、練習の時点でかなりストイックに振りを揃えているのだろう。

JO1のオリジナルコンテンツ「PROCESS JO1」にて、ダンスリーダーを務めている川尻蓮は、「こんなに揃ってるグループがいるんだ!」と思われるようなグループになりたいと語ったことがある。思えば、デビュー当時から彼らのパフォーマンスは、まるでシンクロダンスが基本オプションであるかのごとく、どんな時も群舞が揃っていた。川尻の発言から約2年が経とうとしている現在だが、彼らはその信念を今でも貫き続けているようだ。

[PROCESS JO1] EP.01 2021年 日本一のパフォーマンスグループになる

BOMBARDA(※カバー)

「BOMBARDA」は後輩グループINIの楽曲だ。しかし、JO1はまるで自分たちの曲であるかのごとく完ぺきなパフォーマンスで、ステージを掌握した。特に印象的だったのは、「BOMBARDA」と歌うキリングパートを担当していたメンバーたち。大平祥生、佐藤景瑚、鶴房汐恩、白岩瑠姫の4人だ。

眉毛をクイッと上げながら挑発的な視線でカメラを見つめた大平や、激しい群舞のあとスッと動きを止め、緩急をつけながらカメラを見た佐藤余裕の笑みを浮かべながら歩みを進める鶴房鋭い視線で曲のラストを締めた白岩まで、それぞれのメンバーが個性を活かしながらカメラに視線を送った。

また、この曲では河野のボーカルも目立っていた。「BOMBARDA」には高音かつ、ハリのある声で歌わなければならないパートが多いが、彼はここをみごとに消化。力強く安定した声で歌い上げた。

YOUNG

デビューシングル『PROTOSTAR』に収録されている「YOUNG」は、今なおファンから根強い人気を集めている楽曲だ。このステージでは金城碧海のボーカルと表現力が印象的だった。儚く切なげなこの楽曲にぴったりな、どこか哀愁のある瞳でステージの先を見つめた彼。特徴的なハスキーボイスと相まり、幻想的な雰囲気が漂っていた。

この楽曲のダンスパフォーマンスは、流れるように軽やかに踊る部分が多いが、緩急が少ない振り付けであるにもかかわらず、やはり群舞が揃っていた。また、ラストのサビでは一気にキレと迫力が増し、メリハリのあるパフォーマンスに。最後、一列に並ぶフォーメーションをとるときも、きれいな一直線上に並んでおり、メンバーの位置把握の正確さにも驚いた。

YOLO-konde

「YOLO-konde」では、キリングパートを担当している鶴房汐恩の存在感が強かった。この楽曲は最初から最後までテンションの高い一曲だ。そんな中、サビ前の「YOLO-konde」の一言は、曲の雰囲気を一気に変える瞬間。いわば、曲を完成させるための重要なピースというわけだが、彼はこの一言をしっかり落とし込み、曲のアクセントとなっている。

Trigger

撮影:田中聖太郎

撮影:田中聖太郎

「Trigger」では川西拓実と川尻蓮のパフォーマンスが目を引いた。川西はラップの声の作り方が神がかっている人物だ。オールラウンダーと呼ばれるほど器用になんでもこなす彼だが、その中でも声を作るということに関してはグループイチのスキルを持っているのではないだろうか。ボーカルとラップを比べてみると、明らかに声の鳴らし方が違うのがわかる。特にラップの場合は、曲の雰囲気に合わせて、歌い方や高さを自由自在に変えるため、曲ごとで印象がガラッと変わっている。今回は歌い出しからボルテージを上げるため、エネルギッシュな印象を受けるハイトーンラップでスタート。曲の勢いを一気に加速させている。

撮影:田中聖太郎

撮影:田中聖太郎

川尻蓮はサビ前のボーカルが印象的だった。非常に声が安定しており、聞き心地が良かった。また彼は、サビでセンターが入れ替わったあとの表情がとても記憶に残っている。川尻はダンスの繊細な動きは言わずもがな、表情も怠らないメンバーだ。イタズラっ気のある瞳が曲のユニークさを引き立てていた。

ここからは、INIメンバーとのユニットステージについてレポートする。

青と夏(Mrs.GREEN APPLE)

Mrs.GREEN APPLEの「青と夏」を披露したのは河野純喜INI 高塚大夢。2人ともハリのある高音を得意とするボーカリストだ。夏の日差しのような明るさがある2人の声のハーモニーはなんとも爽やか。河野のパワフルな声と、高塚の透明度の高い声の重なりがとても美しかった。

Melody(8LOOM)

8LOOMの楽曲「Melody」をカバーしたのは、LAPONEエンターテインメントの“王子様ライン”とも言える3人。白岩瑠姫INIの後藤威尊、佐野雄大だ。この楽曲ステージは、白岩のキラキラスマイルがこれでもかというほど詰め込まれたステージだった。JO1の楽曲はクールな雰囲気のものが多いため、白岩がニコニコ優しい笑顔を浮かべながら踊る姿を見られる機会というのは、意外にも少なかったりする。そんな中、この楽曲では、彼の王子様のような明るく上品な魅力が一層引き出されていたのではないだろうか。また、楽曲と白岩の声の相性もよく、爽やかで柔らかい雰囲気がよく似合っていた。

勿忘(Awesome City Club)

「勿忘」は金城碧海INI 尾崎匠海と共に披露。この楽曲では金城の特徴的な声がうまく生かされていた。歌い出しを担当した彼は、唯一無二の美しい声で会場を魅了。吐息の混ざった切なげなボーカルで曲を表現した。

First Love(宇多田ヒカル)

「First Love」を披露したのは、與那城奨INI 藤牧京介。2人は安定したボーカルに定評のある人物だ。どっしりとした重みのある與那城の声と、天使のような軽やかさがある藤牧の声は相性ぴったり。声のコントラストがとても美しかった。

Born To Be Wild(JO1)

JO1の楽曲「Born To Be Wild」を披露したのは、川西拓実、大平祥生、そしてINI 田島将吾の3人。彼らは原曲をラップ調に変えてパフォーマンスしている。

大平はラップの前半と後半で声質を少し変えていたのが印象的だった。中盤あたりから少し声をしゃがれさせ、テイストを変えることで、パフォーマンスにメリハリをつけていた。そんな大平の意図を受け継ぐように、その後、川西がラップを繋いだ。大平の声のトーンに合わせていたのだろうか、2人が入れ替わる際、声のテイストが似ていたため、パートがとてもナチュラルにつながっている印象を受けた。

Remains(オリジナル)

「Remains」は川尻蓮INI 木村柾哉がパフォーマンス。ここで驚いたのは2人のシンクロぶりだ。まるで同じグループで活動している人同士であるかのような、息のあったダンスに圧倒された。川尻は細やかな動きまで丁寧に、しなやかに踊る様子が見てとれた。動きのキレも表現力も何一つ欠けていない完ぺきなステージだった。

24H (SEVENTEEN)

SEVENTEENの「24H」をカバーしたのは、佐藤景瑚INI 許豊凡松田迅の3人だ。ここで印象的だったのはサビ部分の佐藤のビジュアルだ。デビュー前から「華がある」と言われ続けている彼だが、スポットライトを一身に浴びて歌うその姿はまさに“華”そのもの。カリスマと迫力を兼ね備えた美しさに思わず息をのんだ。

イケナイ太陽(ORANGE RANGE)

トロッコに乗って登場したのは、木全翔也、鶴房汐恩そしてINI 池﨑理人だ。“ギャル感”のあるかわいらしいスタイリングで登場した3人。水鉄砲で観客にファンサービスしながら、爽やかな歌声を披露した。

LAPOSTA 2023 Exclusive DJ Mix

ユニットステージの最後を飾ったのは、豆原一成INI 西洸人だ。このステージでは、彼らが自ら曲をミックス。ノリノリで音楽をかける2人の姿にファンは惚れ惚れしているようだ。SNSでの反響もかなり大きい。

豆原はJO1の最年少メンバー、対する西はINIの最年長メンバーと、年の差やイメージの差があるものの、このステージでは息ぴったりなパフォーマンスを披露した。ヒップホッパーのような気だるさと軽やかさを見せながら、後半はセンターステージに移動。観客を盛り上げた。ライター個人的には、今回のユニットステージを通して、彼らの相性の良さと独特な空気感がわかったので、「Rush Hour (Feat. j-hope of BTS)」のような楽曲を2人がパフォーマンスする姿を見てみたい…という願望も生まれた。きっと、とんでもないシナジー効果が生まれるはずだ。

Crush (크러쉬) – ‘Rush Hour (Feat. j-hope of BTS)’ MV

撮影:田中聖太郎

撮影:田中聖太郎

JO1の楽曲ステージでも、ユニットステージでも、最高のパフォーマンスを見せてくれたJO1メンバーたち。今回のライブでもその実力の高さを証明した。公演最後には、アジアツアーの決定も発表され、今後さらにグローバルな活動が展開されることが予想される。彼らの新たな挑戦とますますの成長に期待していきたい。

JO1 プロフィール

サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、約3カ月にわたる熾烈な競争を繰り広げ、番組視聴者である”国民プロデューサー”累計約6,500万票の投票により選ばれた豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨の11人によるグローバルボーイズグループ。これまでに発売した7作のシングルすべてが主要音楽チャートで1位を獲得。最新シング『TROPICAL NIGHT』のリード曲「Tiger」は全米ビルボードチャート「Hot Trending Songs Powered by Twitter」部門でもランクイン。昨年は、アジア最大級の音楽授賞式「2022 MAMA AWARDS」において”Favorite Asian Artist”を日本人アーティストで唯一受賞。さらに「WEIBO Account Festival 2022」において”優秀男性グループ賞”を受賞。昨年末には「第 73回NHK 紅白歌合戦」への初出場を果たすなど、J-POPとK-POPの境界を越える独自のユニークなスタイルとシンクロパフォーマンスを持ち味に、日本国内外で非常に高い注目を集めている。8月からは、全国6都市13公演でのアリーナツアーの開催も決定しており、各地の期待も高まっている。

リリース情報

タイトル︓『TROPICAL NIGHT』
発売⽇︓2023年4⽉5⽇(⽔)
形態数︓3形態(初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤)
※各店・各サイトのご予約受付は、本⽇18:00以降となります

【初回限定盤A(CD +DVD)】
価格︓¥1,727(税抜) / ¥1,900(税込)
・CD
1. Tiger 2. Comma, 3. Forever Here 4. We Good
・DVD
JO1の情熱 〜熱中編〜
<初回プレス限定封⼊特典>
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② トレーディングカード1枚(初回限定盤Aver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)
③ セルカトレーディングカード1枚(初回限定盤Aver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)
④ 4cut photo(初回限定盤 Aver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)

【初回限定盤B(CD +DVD)】
価格︓¥1,727(税抜) / ¥1,900(税込)
・CD
1. Tiger 2. Comma, 3. Trigger 4. Romance
・DVD
JO1の情熱 〜思い出編〜
<初回プレス限定封⼊特典>
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② トレーディングカード1枚(初回限定盤Aver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)
③ セルカトレーディングカード1枚(初回限定盤Aver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)
④ 4cut photo(初回限定盤 Bver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)

【通常盤(CD) 】
価格︓¥1,273(税抜) / ¥1,400(税込)
・CD
1. Tiger 2. Comma, 3. Forever Here 4. Trigger
5. Tiger 〜Instrumental〜 6. Forever Here 〜Instrumental〜
<初回プレス限定封⼊特典>
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② トレーディングカード1枚(通常盤ver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)
③ セルカトレーディングカード1枚(通常盤ver.11種類の中から1枚をランダム封⼊)

オフィシャルサイト▶︎https://jo1.jp/
オフィシャルファンクラブ▶︎https://fc.jo1.jp/
オフィシャルSNS
Twitter▶︎https://twitter.com/official_jo1
Instagram▶︎http://instagram.com/official_JO1
TikTok▶︎https://www.tiktok.com/@jo1_gotothetop
weibo▶︎https://www.weibo.com/7454644363/profile?topnav=1&wvr=6
YouTube▶︎https://www.youtube.com/c/JO1_official

KPOP monster SNSをフォロー!
EVENTSNEWS
人気記事
テキストのコピーはできません。