【超詳細レポート】INI、これが本当に「デビュー」ショーなの!? すでにトップアイドル級のパフォーマンス&ファンサービスが圧巻すぎる… 記念すべきデビューショーの模様をメンバー1人1人に注目してたっぷりお届け

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グローバルボーイズグループ INI(アイエヌアイ)が、ついにデビューショーイベントを開催。メンバーたちが抱くステージへの情熱、そして1人1人の愛らしくもプロフェッショナルあふれる人柄が伝わってきたイベントの様子を、たっぷりレポートする。

12月6日、ハーフミリオンという偉業を達成したデビューシングル「A」のデビューショーイベントを開催したINI(木村柾哉・髙塚大夢・田島将吾・藤牧京介・尾崎匠海・西洸人・許豊凡・松田迅・池﨑理人・佐野雄大・後藤威尊)。会場には、「A」の初回プレス分(初回生産分)に封入されたシリアルナンバーによる特典イベントで当選したファン100名が集合。大好きなINIメンバーに会えることを心待ちにするファンの喜びが目に見えるようだった。

デビュー当初から、オリコンデイリーシングルランキング1位初動ハーフミリオン達成、「第63回 輝く!日本レコード大賞」で新人賞を受賞するなど、華々しい快挙を次々成し遂げているINI。そんな彼らのデビューショーと聞けば、楽しみすぎて期待せずにはいられない。前回のファンミーティングの余韻が今なお残る中、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

▼Rocketeer

静かに流れていたBGMがひときわ大きくなった途端、会場は一気に暗くなり、幻想的なネオンのライトに包まれた。ファンが持参したカラフルなペンライトがとても美しい。いよいよ登場したINIは、記念すべきデビューショーを活動曲「Rocketeer」でスタートさせた。

メンバー1人1人が若さあふれるフレッシュな魅力を輝かせながらも、ネオンの光に包まれながら披露する「Rocketeer」は、また一味違った印象を受ける。公式YouTubeチャンネルに公開された「Rocketeer」スペシャルパフォーマンスビデオのビハインド映像では、「Rocketeerのビデオはたくさん出ているけど、どれも全部違った楽しみ方ができるようパフォーマンスを試行錯誤している」と明かしていた木村。そんなメンバーたちの目に見えない努力と情熱が、まさに表れた瞬間だと感じた。

「Rocketeer」でまず衝撃を受けたのは、真ん中の西を頼もしく支えるようにして両隣で踊る佐野池﨑の実力だ。西といえば、豊富な経験と確かな才能で、グループのダンス担当としておなじみ。しかしそんな西のスキルに一切引けを取らないほど、佐野と池﨑のパフォーマンスはすさまじかった。ダイナミックな動きにピタリと止めるところまで、2人のダンスはすべてが的確で完ぺき。西のパフォーマンスもさらに輝きを増しており、この3人を見ただけでも「最高のステージだった」と拍手を送りたくなるほどだった。

まるでマンガの世界から飛び出してきたかのような美貌を今日も披露した松田には、曲の世界観にどっぷりつかった驚異の表情管理能力に驚かされた。激しいパートで余裕たっぷりに微笑みを見せる姿は、つい最近まで本当に一般人だったのかと、もはや恐ろしくなってしまう。相変わらずの美声と圧巻の声量を披露した藤牧を見た瞬間には、思わずその衝撃的な顔の小ささにくぎづけになってしまった(いつか堂々とランウェイを歩く彼の姿が鮮明に想像できた)。

顔立ちはだれもが見とれる甘い王子様フェイスでありながら、体では野性的なパフォーマンスをこれでもかと披露した後藤にも驚いた。一体どれほど練習したのかと聞きたくなってしまうほど、わずかな乱れすら許さない完ぺきなダンスで見る人を圧倒した後藤。しかしその表情には、どこか穏やかささえ感じる微笑みが浮かんでいる。もはや顔と体が別人なのではないかと疑ってしまうほど、身体的な負担を一切顔に出さないプロフェッショナルがスゴすぎる。彼のストイックさがまさに伝わってきたシーンだった。何度も披露したはずの活動曲でも、今なお見る人を驚かせる成長を遂げているINI。妥協することのないメンバーたちの努力がさすがだ。

▼ファンミーティングでの意外な裏話が飛び出したトークタイム

「Rocketeer」で一気に会場を盛り上げ、デビューショーの幕を開けたINI。トークコーナーに移るやいなや、マイクを通してメンバーたちの荒い息づかいが聞こえてきた。「Rocketeer」がかなり激しいステージであることを感じさせるが、しかし気づいたときには、メンバーたちはまるで何事もなかったかのようにニコニコとトークを楽しんでいた。恐るべき体力だ。

ファンとステージの距離が予想よりもはるかに近いことに気づいたメンバーたちは、思わず笑ってしまうほどビックリ。目の前のファンに手を振りながら、これ以上ないほど満面の笑みを浮かべるメンバーたちの様子を見ていると、ついついこちらまで幸せな気持ちになってしまう。会場に集まったファン&配信を視聴しているファンに感謝を伝えた後、木村は「『Rocketeer』どうでしたか!?」と質問し、すかさず拍手。ファンに「もっと拍手して!」と催促するかのようなおちゃめな行動を見せ、松田をはじめとするメンバーたちにつっこまれていた。

©LAPONE ENTERTAINMENT

ファンとの対面を心から喜んだメンバーたち。まずは1人ずつ自己紹介と意気込みを発表し、記念すべきデビューショーにかける思いをていねいに語った。このとき印象的だったのは、客席に向かってとろけるような笑顔でファンサービスを送る佐野の姿だ。何度も手を振ったり、メッセージボードに書かれたリクエストに応えたりと、目がなくなるほどの笑顔でファンを見つめる佐野の様子があまりにもかわいすぎた。また、だれが1人が話している最中でも、となりにいるメンバーと話さずにはいられないメンバーたちの様子もほほえましかった。話している内容は聞こえないものの、ニコニコと言葉を交わしながらときおり爆笑するメンバーたちの姿を見ていると、まるで学校の休み時間をのぞき見しているような、ほっこりした気持ちになった。田島はバックに流れるBGMに合わせて小さく踊っており、音楽を聴けば体を動かさずにはいられないのであろう、アイドルとしてのプロフェッショナルが、すでに彼の日常生活に溶け込んでいることを感じた。

進行の神である尾崎の「ちょっとだけ近づきましょう!」の合図で、メンバーたちはステージのギリギリまで移動。ただでさえ近いファンとの距離をさらに縮めた。まだなお当時の余韻が残るファンミーティングの話題になると、松田は「夢みてた景色が目の前にあった」と素直な喜びを明かし、木村は初日の1公演目での思い出を「見たことない景色が広がってて、脚がぷるぷるって…」と話した(メンバーたちは企画コーナーもお気に入りだったようで、お互いが披露した愛嬌を容赦なくいじりまくっていた)。

するとここで、尾崎から「1stファンミーティングが… Blu-ray&DVD化されます!」と電撃発表が。ファンにはたまらないサプライズだが、しかしこの情報、本当はファンミーティング4日目の会場で木村が発表する予定だったというのだ。木村は当時のことを「じつは、僕が4公演目で言うつもりだったのに、すっぽかした…(笑) 4公演目で『なんと!まだわからないんですけど…今日収録してます!』っていうのを言ってくださいって言われてたのに、言うの忘れた」と打ち明け、メンバーたちを「そうなの!?」と驚かせた。それほど、最後のファンミーティングで受けた衝撃と感動が大きかったのだろう。

©LAPONE ENTERTAINMENT

このトークタイムでは、松田藤牧のやりとりがとても印象的だった。ファンが持つメッセージボードに気づいた松田が、となりの藤牧に耳打ちし、ファンのメッセージを伝えてあげていたのだ。気づいた藤牧はファンに手を振り、「ありがとう」と感謝するようなジェスチャーを見せた。ファンからリクエストがあったのか、2人が一緒にハートを作る姿も見られ、ファンとのコミュニケーションをこっそり楽しむ姿がとても愛らしかった。客席の様子を瞬時に把握する視野の広さも、120点満点だ。

▼Cardio

先ほどまでのなごやかなトークタイムとは打って変わり、続く楽曲は「Cardio」。ファンミーティングの際にも大きな話題を集めたこの曲は、最後まで一瞬たりとも目が離せない激しいダンスナンバーだ。ボーカルだけでなくダンススキルまでぐんぐんパワーアップさせている髙塚は、普段の穏やかな雰囲気からは想像もできないほど、どっしりと重さのあるパフォーマンスを披露。激しいダンスでも一切ブレない髙塚の声を聴くたび、その安定感は一体どこで手に入れたのかと思わず質問したくなってしまう。ファンミーティングのときにも感じたが、田島の表情管理能力も圧巻だ。ダンスの実力もさることながら、田島は音楽がかかるたび、さっきまでのおっとりと愛らしい姿がもはや思い出せないほどの豹変を見せる。曲の世界観を一瞬にして吸収するということは、それほどまで1曲1曲をていねいに理解し、納得いくまでとことん練習しているということだろう。射貫くようなまなざしで一点を見つめ踊る西の表情にも、吸い込まれるようにしてくぎづけになってしまった。同じく憑依型のも、普段の上品で知的なカリスマを保ったまま、我を忘れたかのような熱いパフォーマンスを披露。どこかミステリアスな許の佇まいは紫のネオンによく映え、照明まで味方につけてしまうカリスマはさすがとしか言いようがなかった。

▼初パフォーマンスとなるアノ曲がついに登場

「Cardio」で見せた近寄りがたいほどのオーラとは一変、再び和気あいあいとトークタイムに突入したINI。ステージの上とは思えないほどリラックスした様子のメンバーたちは、またもとなり同士で談笑を始め、ケラケラと爆笑。見ているこっちまで笑顔になってしまうほど、INIはメンバー全員があまりにも仲良しすぎる。

©LAPONE ENTERTAINMENT

するとここで、後藤「気合入りすぎて靴壊れちゃった…(笑)」と衝撃の事実を告白。これにはメンバーたちも「ええ!?」と驚愕し、後藤の靴をなんとかして直してあげようと奮闘する姿を見せた。ストイックすぎる後藤のパフォーマンスには、靴さえもついていけないようだ。

このトークタイムでも、佐野松田藤牧の3人は、特大級のファンサービスを連発。他のメンバーが話しているときには客席に注目し、常にファンのリクエストに応えていた。前回のファンミーティングでは、MCとして登場した古家正亨さんから、客席に対しての立ち振る舞いを教えてもらっていたINI。当時の初々しい様子がすでに思い出せないほど、3人はただ者ではない神ファンサービスをこれでもかと繰り出していた。いい意味で、将来トンデモないアイドルになりそうだ。

そんな松田は、1週間ほど前に見た夢を「木村が西にキスをする夢」だったことを明らかに。衝撃のエピソードで会場を驚かせた。そしてそこに、壊れた靴を交換してもらった後藤が再びステージに登場。盛り上がるメンバーたちを見つめながら、自分に気づいてほしそうに目線を送る姿がなんとも愛らしかった(そんな後藤のことは、両隣の池﨑と許が温かく迎えてあげていた)。

メンバー1人1人の魅力が満載なトークもさることながら、ここでさらにファンを盛り上げる発表が。なんと次の曲は、全メディア含めて初のパフォーマンスとなる「KILLING PART」だったのだ。思わぬこのお知らせに、客席が一瞬でわきたつのを感じた。さらにこの「KILLING PART」の振り付けは、じつは西と木村が共同で担当していたことも明らかに。グループでは特にダンスを引っぱっている2人の才能に、ファンの期待はますます高まった。

▼KILLIG PART

練習室で撮影したと思われるVTRが流れた後、ついに始まった「KILLING PART」。結論から言えば、これは期待をはるかに超える神ステージだった。メンバーたちによって髙塚が大胆に持ち上げられたり、まるでマリオネットのようなコミカルな動きを見せたりと、その振り付けは予想だにしなかったほど超キュート。踊ることが楽しくてしかたがない気持ちがひしひしと伝わってくるほど、はじけるような笑顔を浮かべてパフォーマンスするメンバーたちの姿がとても印象的だった。

©LAPONE ENTERTAINMENT

INIの持ち味ともいえる一糸乱れぬ一体感でみごとなダンスを披露しながら、顔を見合わせニコリとほほえみあうメンバーたちの姿からは、すでにどんな曲も消化することができる余裕と経験値がうかがえる。何度見てもまた見たくなるほど、INIだけの魅力がぎゅぎゅっとつまったステージだった。

©LAPONE ENTERTAINMENT

▼贅沢すぎるダンスレクチャー

ついに「KILLING PART」のステージを初披露することができたメンバーたちは、パフォーマンスを終えるやいなや口をそろえて「楽しかった!!」とニッコリ。西と木村は、気になる振り付けの制作秘話を「家の廊下とか、僕が洸人の部屋行ったりして、スタジオじゃなくて家で2人で話し合いながら考えました!」と明かした。さらに、ステージの前後に流れたVTRは、なんと田島が編集したものであることが判明。メンバーたちはVTRの内容がファンにしっかり伝わったか不安げな様子を見せ、特に「なんとなくわかりました!?」「だいたいでいいから!」と懇願する尾崎のリアクションがなんとも愛らしかった(ここでも佐野はファンサービスを連発。じっとファンを見つめ、とつぜん安心したように満面の笑みを浮かべるなど、ファンの思いを全力で受け止める姿に目を奪われた)。デビューからわずか1カ月にして、すでに制作面にまで携わっているINI。メンバーの多才さがなんとも頼もしい。

そしてここから、振り付けを担当した西&木村による贅沢なダンスレクチャーがスタート。ただ踊るだけでなく、ファンがよりわかりやすいよう後ろを向いて振り付けを見せるなど、ファンを思いやった自然な気づかいに感動した。木村が後ろを向いて踊っていると、西は「柾哉のほうが顔キレイだから(正面向いて)」と爆弾発言(どっちも美しいに決まっている)。西はダンスがキュートすぎるあまり、「最年長がこんな振り付けを…」とはずかしそうな姿も見せていた。2人はファンを「完ぺき!」とベタぼめしまくり、最後は音楽に合わせて全員でダンス。最後には、「ポイントとしては、一緒にいる人とアイコンタクトしてほしい!」とていねいにアドバイスした。

©LAPONE ENTERTAINMENT

▼Brighter

いよいよデビューショー最後となる曲は、「僕たちにとって、MINIのみなさんこそが輝く存在です。それと同じように、この曲がみなさんの支えになりますように」という藤牧の言葉で始まった「Brighter」。宇宙をほうふつとさせる青いネオンに包まれるメンバーたちの姿はなんとも幻想的で、一瞬にして引き込まれた。前回のファンミーティングでも思ったが、透き通るような儚さの中に揺るがない強さがあるこの曲は、芯の通った尾崎の人柄に本当によく似合うと感じた。ボーカルはもちろんのこと、パフォーマンスにもより磨きをかけている尾崎。彼の誠実さが、この曲をさらに輝かせている気がした。指先1つ1つの動きまで息をのむほど美しい木村は、リーダーとしての圧倒的な存在感と安定した実力を最後まで披露。これこそがINIだといえるカリスマで、最後のステージを華やかなパフォーマンスで飾った。

ステージを終えるやいなや、「ありがとうございました!!」と元気よくファンにあいさつしたメンバーたち。とうとう、記念すべきデビューショーの幕を閉じるときが来てしまった。メンバーたちは2021年という年が絶対に忘れられないほど濃かったと話し、これからおこなわれるオンライントーク会&オンラインハイタッチ会など、まだまだ楽しみが待っていることに大喜び。ファンに会えることを心待ちにしている姿を見せた。

©LAPONE ENTERTAINMENT

デビューショーでありながら、デビューからまだ1カ月しか経っていないとは思えないほどの貫禄を見せたINI。フレッシュでありながら、すでにベテランの域に達しているといっても過言ではないトーク&パフォーマンススキルがすばらしい。

最後までファンへの感謝を忘れず、これからの活動に対する覚悟と期待を語ったINI。ステージに立つたび驚くべき成長を遂げるメンバーたちは、2022年もすさまじい飛躍を見せてくれることだろう。

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