米ローリングストーン誌が選ぶ「史上最高のボーイズグループ曲75選」にBTS、SHINee、BIGBANGらがランクイン! 選ばれた曲は・・?

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アメリカの情報誌が「史上最高のボーイズグループ曲75選」を発表。K-POPが9曲選ばれた。

アメリカで刊行されているポップカルチャー情報誌「Rolling Stone(ローリングストーン)」は7月24日、「史上最高のボーイズグループ曲75選(原題:75 Greatest Boy Band Songs of All Time)」を発表した。

選ばれた75曲には、キング・オブ・ポップとも称されるマイケル・ジャクソンが在籍したジャクソン5や、世界で最も売れたボーイズ・バンドであるバックストリート・ボーイズなど、有名なアメリカンポップアーティストたちの楽曲が多くランクインする中、K-POP界からは、BTSSHINeeを始め計9曲のランクインを果たした。

以下、今回選ばれた9曲を紹介する。

56位 BTS 「Fake Love」

K-POP曲の中で最初にランクインしたのは、「BTSの傑作の一つ」「高いレベルのミュージックビデオ」と紹介されたBTS「Fake Love」だ。BTSの現在の世界的人気の足がかりともなった曲の1つといってよいだろう。BTSが初めてアメリカの音楽チャートトップ10入りを果たし、1年で最も売れたデジタルシングルのタイトルも獲得した曲だ。

55位 INFINITE 「The Chaser」

完成度の高いダンスで有名なINFINITEの代表曲の1つである「The Chaser」がランクイン。この楽曲は、K-POPの一時代を築いた音楽プロデューサーSweetuneの最高傑作の1つとしても呼び声が高い。この時期のK-POPの特徴の一つであるシンセサイザーサウンドが楽曲の主軸にあり、トランペットの強烈な音色とドラマティックなギターサウンドが、曲全体を通したアクセントとなっている楽曲だ。

43位 ソテジワアイドゥル 「I Know」

ソテジワアイドゥルは1992年から1996年まで活動していた、韓国のヒップホップグループだ。彼らの音楽は当時の韓国音楽界の常識を大きく変え、現在のK-POPが誕生するきっかけを作ったグループだ。「I Know」はデビューアルバムに収録された曲で、アメリカ発祥の「ニュージャックスウィング」という音楽スタイルと韓国語の歌詞の融合が図られた曲だ。この曲が大成功を収め、韓国では「ニュージャックスウィング」を用いた楽曲が次々と誕生した。

39位 東方神起 「Mirotic」

東方神起の往年の名曲として知られる「Mirotic」が39位にランクイン。韓国の有名音楽授賞式である「ゴールデンディスク賞」で2008年に音盤部門で大賞を受賞した。単調ながらも印象に残るベースに、メンバーたちの高い歌唱力が発揮されたこの曲は、発表から12年経った現在でも多くの人に愛されている曲だ。

34位 BTS 「Euphoria」

2018年に発表された「LOVE YOURSELF 起 ‘Wonder’」のテーマ曲である「Euphoria」は、それまで多くの楽曲で強い印象を与えてきたBTSが、ポップソングとして繊細な印象と優しく流れるようなメロディーが特徴の楽曲をテーマ曲として持ってきたことで、新しいBTSを大衆に見せるきっかけとなった曲だ。メンバーのジョングクの声が、曲の印象と絶妙にマッチし、彼の歌唱力の高さが見られる曲の一つだ。

31位 BIGBANG 「Fantastic Baby」

BIGBANGの代表曲の1つである「Fantastic Baby」は、収録されたミニアルバムがK-POPとして初めてアメリカの音楽チャートにランクインしたアルバムであり、アメリカにおけるK-POPの位置付けを大きく変えた。当時YouTubeで「最も再生されたK-POP」で、世界的なK-POPブームの先駆けとなった曲だろう。

19位 BTS 「Spring Day」

2017年に発表されたこの曲は、発表当初から話題を集めていた曲だ。MVには、2014年に韓国で起こった「セウォル号事件」をモチーフとしていると捉えられるような描写があることでも話題となった。歌詞の内容も「死」とそれを克服するようなメッセージが込められているように読むことができる。こうした強いテーマを掲げた「Spring Day」は、BTSのデビュー来のテーマである「若者の葛藤と苦しみ」の新たな表現だったのであろう。パワーバラードと呼ばれる音楽ジャンルに、苦しみと希望の両方が込められた歌詞は、多くの人の癒しとなったはずだ。

14位 SHINee 「Sherlock」

「Sherlock」はもともと、ヒップホップ色の強い「Clue」という楽曲とボーカルが印象的な「Note」という曲のハイブリッドで生まれた曲だ。「Sherlock」以前のK-POPでは、こうした楽曲の制作方法は珍しく、K-POPに新しい風を吹かせた曲といってよいだろう。SHINeeは当時、すでにK-POPのメインストリームとして、大きな人気を得ていたが、「Sherlock」はその人気を確固たるものにした。SHINeeのユニークな音楽性を感じられる楽曲だ。

5位 BTS 「Moon」

「Moon」は、BTSの韓国での最新アルバム「MAP OF THE SOUL : 7」に収録されているジンのソロ曲だ。ジンのソロ曲としては初めて、バラードではない新しいジャンルへの挑戦となった曲だ。ジンを「月」、ファンであるARMYを「地球」と表現し、ファンへの多いを綴った曲となっている。

今回、米雑誌の特集の中で、こうして多くのK-POPの曲が名を連ねたことは、これまでK-POPが「韓国のポップ・ミュージック」として、特定の地域だけで人気を得ていた時代が終わり、世界中の人々に愛される音楽となっていることを示しているといっても過言ではないだろう。

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