BTS（防弾少年団）とその所属事務所Big Hitエンターテインメントが、コンサートを裏で支えるスタッフらを支える基金に100万ドル（約1億600万円）寄付したことがわかった。
現地時間6月22日、米メディア Varietyは、韓国の大人気ボーイズグループ BTSと、彼らの所属事務所 Big Hitエンターテインメントから、Live Nationが設立したキャンペーン Crew Nationに100万ドル寄付されたと報じた。同キャンペーンは、去る3月にスタート。ライブパフォーマンスから収入の50％以上を稼いでいる、コンサートを裏で支えるクルーを救済、支援するために立ち上げられた救済基金だ。
同誌によると、BTSとBig Hitの寄付金は、このキャンペーンが始まって以来、最大規模の寄付の一つになったという。
もともとBTSのコンサートで働く予定だった70人以上のライブコンサートクルーは、すでに資金援助を受けたようだ。また、この基金を通じて、韓国人を含むすべての国籍の人々がCrew Nationからの支援を申請することができ、1000人のライブコンサートクルーのメンバーが支援を受けることができるという。
BTSは今回の寄付に関して次のように語っている。
「新型コロナウイルスがなかったら、今頃ライブコンサートのクルーの多くの人たちと一緒に世界中を楽しくツアーできていたことでしょう」
「コロナウイルスにより、多くのコミュニティが助けを必要としていることを認識しており、寄付することで音楽業界のスタッフをサポートしたいと考えました。ステージでまたお会いできることを楽しみにしています」（BTS）
Big HitのグローバルCEOである レンゾ・ユン氏は、音楽業界がこのような困難に直面することになり、とても残念だと話した。そしてCrew Nationへの貢献が世界中の多くのライブコンサートクルーのサポートに役立つことを願っていると語った。
ちなみに、BTSとBig Hitは、6月頭に人種差別撤廃ムーブメント「Black Lives Matter（BLM／黒人の命は重要）」の団体にも100万ドルを寄付し、ムーブメントに賛同する意志を示している。
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