BTSゆかりの地をめぐる「防弾ツアー」が話題に! あのMVに登場したロケ地からメンバー常連のお店まで

BTSゆかりの地をめぐる「防弾ツアー」が現在、ARMYの中で話題になっている。

防弾ツアーといえば、BTS(防弾少年団)のワールドツアーを連想する人が多いかもしれないが、今回紹介する防弾ツアーは、BTSメンバーのワールドツアーではない。ARMY(BTSのファン)のために企画された、BTSに関連のある場所やお店を巡るツアーのことを指す。

防弾ツアーの行先には、さまざまな場所が含まれている。BTSのミュージックビデオの撮影地からBTSのメンバーが通った高校、そしてBTSグッズ販売店まで、ARMYの間では有名な、BTSとゆかりのある地が多く含まれているのだ。特に海外のARMYの間では、防弾ツアーを参考に韓国旅行を計画する人も少なくない。MVから現在のBTSの聖地と呼ばれる場所まで、韓国国内の防弾ツアーの行き先きトップ3を紹介する。

「Spring Day」MV 京畿道楊州市の日迎駅

2017年リリースされた曲「Spring Day」。列車旅行をコンセプトに制作された本曲のMVはVの登場シーンで始まる。寒い冬、誰もいない鉄道を一人で歩くVは線路に耳を傾け、列車の音を聞く。冬の叙情的な雰囲気が漂うこのシーンは、韓国の京畿道楊州市にある停車場で撮影された。2004年、乗客列車に運航を終了した日迎駅は、MVが公開されて以降、東南アジアのARMYの間で、冬に韓国を訪れるブームを起こした。現在、日迎駅の乗客運行は終了されたが、貨物列車はまだ運行している。ソウルからは車で40分ほどの距離にある。

BTSの無名時代 「油井食堂」(ユジョン食堂)

今は全世界を舞台に活躍するBTSだが、しかしここに至るまで、BTSも長年、無名の練習生時代を過ごした。明るい未来も、デビューも保証されなかったBTSメンバーを温かいご飯で支えてくれた店、「油井食堂(ユジョン食堂)」が防弾ツアーの第2スポット。ソウル新沙洞にある油井食堂はBTSのメンバーが苦労した初期の頃から現在までBTSを応援してくれる社長さんが運営している店。店全体がBTSの写真で飾られているほどBTSと縁が深い場所だ。毎年メンバーの誕生日には特別なカップホルダーを制作するイベントが開催されるという。海外のARMY用のメニューも特別に用意されている。

ユジョン食堂の情報

住所

ソウル特別市 江南区(カンナムグ) 論峴洞(ノニョンドン) 8-8

営業時間

平日: 10:00~21:30(ラストオーダー21:00)

週末: 10:00~20:00(ラストオーダー19:30)

休日: 旧正月・秋夕(チュソク)の連休

メニュー

油井野菜包みご飯(ユジョンサンパッ) 1人前9,000ウォン

黒豚石焼ビビンバ(フッテジトルソッビビンバ) 9,000ウォン

生黒豚の五枚肉(センコギフッテジオギョプサル) 1人前16,000ウォン

 

「Young Forever」MV 夕暮れのモサン飛行場

青春2部作シリーズの最終章「花様年華」の収録曲「Young Forever」。「Young Forever」はタイトル通り、夢に向って走る青春の夢を歌う曲。特にMVではメンバー全員が夕暮れの飛行場を歩きながら青春の夢を歌うシーンが圧倒的だ。MV公開後、現在この飛行場が防弾ツアーの中でも特に注目されている。忠淸北道堤川市にあるモサン飛行場はいま飛行場としては使用されておらず、散歩道として公開されている。BTSが歩いた滑走路にはMVに登場した「FOREVER」の文字がそのまま残っているという。

「Young Forever」MV

以上、防弾ツアーの3つのスポットを紹介した。他にも、RMが仏像と写真を撮ったお寺、BTSメンバーがLINEキャラクターをスケッチしたラインフレンズの販売店など、韓国各地にはまだ知られていない防弾ツアースポットが多くある。海外旅行が厳しくなっているいま、防弾ツアーが今後、韓国の旅行業界にどんな影響を与えるのか注目されている。

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