NewJeans ハニ、母国ベトナムで非難殺到!「ボートピープル説」が原因、応援することすら憚られる状況に・・ 複雑な理由に胸を痛めるファン続出

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NewJeans ハニが、一部のベトナム国民の非難の対象になっているという。その複雑な理由に胸を痛めるファンが続出している。

ハニは、オーストラリアとベトナムの二重国籍を持つメンバー。両親はベトナム出身だがオーストラリアに居住しているため、ハニはオーストラリアで生まれ育ったという。2019年10月にオーストラリア・メルボルンで行われたオーディションに合格し、韓国に移住。昨年7月にNewJeansとしてデビューすると、その愛らしい顔立ちと朗らかな笑顔、ステージを心から楽しみながらパフォーマンスする姿がファンを魅了。K-POP界では数少ないベトナムルーツのアイドルとしても注目を集めた。

ハニ

ベトナムでも高いNewJeansの知名度

ベトナムでも、デビュー初期からNewJeansの人気はかなり高い。デビュー作「Attention」「Hype Boy」「Cookie」のトリプルタイトル曲はベトナムの「デイリートップソング」(Spotifyベース)チャートのトップ100に入るなど、かなり高い注目度を誇っている。これには、ハニへの注目度の高さが大きな影響を与えたと考えられる。

NewJeans (뉴진스) ‘Attention’ Official MV

しかし、一部のベトナム国民からはハニの活躍を喜ぶどころか、批判的な意見が殺到しているという。それには、ある政治的な問題が関係している。

ハニがベトナム国民の非難の対象になっている理由とは?

ハニがベトナムで非難の対象になっている理由は、彼女の両親が国を捨てて他国に逃亡した「ボートピープル」なのではないか、という疑惑が浮上したこと。その娘であるハニも「ボートピープル」の一人とみなされたのだ。

ベトナム戦争終結後、1970年代後半から1990年代にかけて敗北したベトナム共和国(南ベトナム)からは多くの難民が国外に亡命した。その多くは都市部出身者、旧南ベトナム政府関係者や旧南ベトナム軍関係者とその家族、富裕層、反共活動家、中国人、カトリック教徒など、現在のベトナム社会主義共和国体制に反対する者たちだった。オーストラリアはボートピープルたちの代表的な亡命先のひとつであるため、ハニとその家族の居住地と国籍を見たベトナムの一部のネットユーザーの間で、彼女たちが「国を捨てたボートピープルだ」という主張が浮上し、ハニに対する批判が殺到したのだ。もちろんハニには何の罪もないうえ、彼女たちが本当にボートピープルなのかその真偽も定かではないにもかかわらず、だ。

ベトナムではNewJeansを応援することすら憚られる状況に・・

この疑惑の浮上以降、ベトナムではハニを筆頭にNewJeansを公然と応援することが難しくなったという。NewJeansを応援するということは、ベトナム人にとっては「国を捨てた反共産主義者を応援する」ということになってしまうためだ。ベトナム最大のK-POPコミュニティ「K-Crush」によると、ベトナムではNewJeansやハニのことが好きだったとしてもそれを公にするのは慎重にならざるを得ない状況だという。

ベトナムのK-POP関係者は、「NewJeansとハニはベトナムで知名度が高いものの、政治的な問題を孕みアンチも多いため、ベトナム政府からイベントの許可を得るのは難しいだろう」と推測している。

この状況を知ったベトナム国外のファンからは、ハニに対する同情の声が殺到。ハニがこれ以上無実の罪で苦しむことのないよう、所属事務所にアーティスト保護の徹底を訴えている。

NewJeans (뉴진스) ‘ETA’ Official MV

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