【徹底レポート】INIにはできないことがない! どんなステージも自分たちだけのカラーで染め上げる… 初の合同ライブで魅せたカリスマと圧倒的な実力に脱帽「LAPOSTA 2023」

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グローバルボーイズグループ INI(池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅)が、「LAPOSTA 2023」 に出演。会場を熱狂させたステージの様子を、余すことなくお届けする。

5月30日(火)と31日(水)の2日間、東京・有明アリーナにて「LAPOSTA 2023」が開催された。これは、LAPONEエンタテインメントの所属アーティスト3組(INI、JO1、DXTEEN)による、事務所初めての合同ライブだ。30日の公演は、全国47都道府県、80館の映画館でライブビューイングを実施。31日のライブストリーミングは、海外でも視聴可能となっている。2日間2公演でそれぞれ1万人、計2万人を動員。即日完売のプレミアチケットとなった。それぞれのカバーパフォーマンスや各グループコラボによるスペシャルカバーなど、全38曲にわたるステージが繰り広げられた。

©LAPONE Entertainment

会場を掌握するオープニングステージ「SPECTRA」

そんな「LAPOSTA 2023」で、トップバッターを務めたINI。「LAPOSTA 2023」2日目の華々しいスタートを飾ったのは、INIの「SPECTRA」だ。王子様のような衣装を身にまとったメンバーたちがステージに登場した瞬間から、会場のボルテージは一気に最高潮に。まず印象的だったのは、ガラリと雰囲気が変わるイメチェンを果たした松田の姿だ。髪をばっさりカットしたのか、セットによるものなのかはわからないものの、すっきりまとめた彼のヘアスタイルは、その整った顔立ちと相まって、まさに“貴族”そのもの。バラエティでだれよりも大きな笑い声で場をなごませる盛り上げ役としても、ただステージに立っているだけで見る人の視線をくぎづけにするビジュアルの持ち主としても、松田の存在感は圧倒的だ。

また、どっしりとした重量感と安定感のあるパフォーマンスでチームをけん引する西の迫力も、「SPECTRA」の魅力をさらに引き出すポイントだ。表情の作り方1つとっても、彼が天性のパフォーマーであることがうかがい知れる。基本の振り付けをしっかり押さえつつ、シルエットだけでも西だとわかるほど、自分だけのアレンジを加えた彼のダンスは、見ていてなんとも心地がいい。

このステージでは、佐野が見せた射貫くようなまなざしも印象的だった。デビュー当時から変わらない愛らしさはそのままに、まとうオーラがますます洗練されている佐野。数々の大舞台を乗り越える中で、彼はメキメキと成長を遂げるダンスの実力だけでなく、カメラを見つめるたった一瞬でも見る人の心をわしづかみにする、カリスマにあふれた表情管理能力まで手に入れたようだ。その一方で、どのパフォーマンスをとっても、指先の動きまでていねいに忠実に踊りこなす姿からは、いつまでも変わることのない、彼の真面目で努力家な人柄が垣間見える。

撮影:田中聖太郎

「BAD BOYZ」

再びステージに登場したINIのパフォーマンスは、どんなときも自分たちの方法で道を切り開いていく彼らにぴったりな「BAD BOYZ」からスタート。力強い覇気を持ったこの楽曲では、絶対的エース・木村の存在感が目を引く。ずば抜けたダンススキルの持ち主であると共に、曲の世界観に完全に憑依する才能にも長けている木村。曲によってガラリと変わる顔つきからは、彼の経験値の高さが感じられる。緩急を活かしたしなやかな身のこなしも圧巻だ。

『KCON JAPAN 2023』のカバーステージでStray Kidsの楽曲「MANIAC」を披露した際、持ち前の低音ボイスでフィリックスのパートをみごとに消化し、大きな話題を集めたばかりの池﨑は、今回のステージでも優れたラップスキルを披露。KCONをキッカケにMINI(INIのファン名)になったファンを、さらにトリコにしたことだろう。

また、このステージでは、アップで抜かれた際、もはや狂気的なほどのまなざしを見せた松田の姿も忘れられない。一瞬、目をカッと見開いた松田の魅せ方は、おそらくファンにとって初めて目撃する表情だったのではないだろうか。

「We Are」

先ほどまでの気迫あふれるパフォーマンスとは打って変わり、清涼感たっぷりなサウンドとメンバーたちの透き通るようなボーカルが魅力の「We Are」。メンバーたちは、会場に集まったファン1人ひとりと目を合わせるかのようにステージを自由に歩き、抜群のファンサービスで声援に応える姿を見せた。

「AMAZE ME」

トロッコに乗った西の「もっとみなさんの声聞きたいです」という呼びかけで始まった「AMAZE ME」。このステージでは、「照らして Amaze me」のパートで尾崎が見せた、ザ・アイドルな笑顔に心を奪われたファンが多かったのではないのだろうか。アイドルになるべくしてなったと言っても過言ではないほど、見る人をくぎづけにする尾崎の“主人公感”には天性のものがあると感じる。

「HERO」

続く「HERO」は、そんな尾崎の歌唱力がこれでもかと輝くステージだった。もともと並外れたボーカルの持ち主と知られている尾崎だが、どんな場面でも伸びやかで安定した歌声を披露する彼のスキルは、ステージに立つたび進化しているように感じる。そんな彼の実力は、まさに「信じて聴ける」という称号がふさわしいだろう。

曲の終盤では、メンバーたちが輪になり、それぞれがお互いにアイコンタクトを送りながら熱唱。多くのファンにとって、この部分は特にお気に入りのパフォーマンスとなったのではないだろうか。

「FANFARE」

5月24日に発売されたばかりの4TH SINGLE『DROP That』から、タイトル曲「FANFARE」のステージも披露された。会場の空気を切り裂くような迫力で始まったこの曲。田島と西による通称「たじ西パート」は、会場の熱気をさらに盛り上げるファン必見のパートだ。1つひとつの動きにキレがありながら、それでいてオーバーな力みを一切感じさせない、洗練されたダンススキルの持ち主である田島。感情を率直に表現するダンスでも、コロコロといたずらっぽく変わる表情でも、彼はファンを魅了してやまない。意識してやっているのではなく、楽曲の世界観に合わせて自然に表情が変化する様子からは、生まれ持ったセンスの良さが伝わってくる。

一切ブレることのない髙塚の安定した歌声と突き抜けた声量も、「FANFARE」のステージを大いに盛り上げる魅力だ。全力でダンスを踊りながら、ボーカルにも本気を出せてしまう髙塚。自身のパートだけでなく、ハモリの部分では相手のボーカルの魅力まで際立たせる髙塚の実力は、どの楽曲でも抜群の存在感を発揮している。

「Shine A Light」

3組がお互いの楽曲を交換して披露するステージで、INIはJO1の1ST ALBUM『The STAR』のリード曲「Shine A Light」をパフォーマンス。ここでは、満点の笑顔でセンターを飾るの姿がとても印象的だった。シックで落ち着いたイメージが強い許だが、ステージに立つことを心から楽しんで踊る彼の笑顔には、見る人を一瞬で癒すパワーがある。セクシーで妖艶な雰囲気の楽曲がよく似合う許だが、その一方で、爽やかで清涼感あふれる楽曲の際には、彼がふと見せる無邪気であどけない魅力がさらに引き立つようだ。

撮影:田中聖太郎

怒涛のユニットステージ

ここからは、この「LAPOSTA 2023」でしか見ることのできない、3組のメンバーたちがシャッフルで行うユニットステージが繰り広げられた。Mrs.GREEN APPLEの「青と夏」をJO1の河野と共に髙塚が、8LOOMの「Melody」をJO1の白岩と共に後藤と佐野が、Awesome City Clubの「勿忘」をJO1の金城と共に尾崎が、宇多田ヒカルの「First Love」をJO1の與那城と共に藤牧がカバーした。

ファンにとって贅沢すぎるこのユニットステージで、特に話題を集めたのは、與那城と共に「First love」をカバーした藤牧の圧倒的なボーカルだ。一切のよどみなく、どこまでも美しく伸びていく藤牧の歌声は、もはや非現実的なほどの完璧さを備えている。歌に対し真摯に向き合い続けた藤牧だからこそ、歌詞に込められた思いをまっすぐ聴く人の心に届けることができるのだろう。

さらに、JO1の「Born To Be Wild」を、JO1の大平 & 川西と共に田島が、オリジナル楽曲の「Remains」をJO1の川尻と共に木村が、SEVENTEENの「24H」をJO1の佐藤と共に許と松田が、ORANGE RANGEの「イケナイ太陽」をJO1の木全 & 鶴房と共に池﨑がカバー。ファンに息つく暇さえ与えないメドレーで、会場をさらに盛り上げた。

撮影:田中聖太郎

「Goosebumps」

『PRODUCE 101 JAPAN 2』で課題曲として披露され、大きな話題を集めた「Goosebumps」が、この「LAPOSTA 2023」でついに復活を遂げた。番組では、西、田島、池﨑がチームとしてステージを披露し、今回INIバージョンとして生まれ変わった「Goosebumps」。イントロが流れるやいなや、会場には悲鳴のような歓声が沸き起こった。それだけ「Goosebumps」は、ファンの中で忘れられない神曲として記憶されていたのだろう。

番組でステージを飾った西、田島、池﨑はもちろんのこと、気迫あふれる後藤のパフォーマンスも、ファンの視線をくぎづけにした。だれよりもストイックで努力家な一面を持ちながら、周囲をなごませる穏やかさまで兼ね備えている後藤。明るい楽曲では、ファンに目がなくなるほどの愛らしい笑顔を向ける後藤だが、彼は「Goosebumps」のようなヤンチャさにあふれた楽曲でも本領を発揮。低音のラップでも魅せることができるのは、彼がこれまで築き上げてきた努力の賜物と言えるだろう。

「Dramatic」

続くヒップホップダンス曲「Dramatic」では、一度聴けば耳から離れない強烈なリズムを響かせながら、一糸乱れぬパフォーマンスを披露。デビュー当時から新人とは思えないカリスマを備えていたINIだが、全員で花道を堂々と歩く姿を見れば、これから先も彼らが未知の進化を遂げていくことを確信せずにはいられない。

撮影:田中聖太郎

「New Day」

メンバーたちの笑顔があふれた「New Day」では、イスを使ったパフォーマンスがとても斬新だった。入念に考え抜かれた構成によって、ファンに強い印象を残したであろうこのアレンジ。曲の世界観にしっかり入り込みながらも、タイミングを合わせ、ていねいにイスを準備するメンバーたちの真面目さにも、思わず笑みがこぼれるステージだった。

「Let Me Fly~その未来へ~」「ツカメ~It’s Coming~」

ライブのラストスパートでは、『PRODUCE 101 JAPAN』のテーマ曲である「ツカメ~It’s Coming~」と、『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2 』のテーマ曲「Let Me Fly~その未来へ~」を、3組全員でパフォーマンス。メンバーにとってもファンにとっても原点と言えるこの曲を聴いていると、JO1、INI、DXTEENという3組が同じステージに立ってパフォーマンスしていることが、どれほどの奇跡によって実現したことなのか、メンバーたちの努力をあらためて称賛せずにはいられない。

撮影:田中聖太郎

撮影:田中聖太郎

アンコールステージ「無限大 × Rocketeer」

ついに迎えたアンコールでは、JO1の「無限大」とINIの「Rocketeer」のマッシュアップステージを、3組全員で飾った。楽曲を交換することで、あらためてグループそれぞれの色がハッキリしたり、メンバーたちがグループの垣根を越えた交流を披露したりと、ここでしか見ることのできない貴重な瞬間の連続となった「LAPOSTA 2023」。初の合同ライブは、多くのファンにとって忘れることのできない思い出となったことだろう。

©LAPONE Entertainment

INIプロフィール

2021年開催のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループ。

DEBUT SINGLE『A』は、初週50,8万枚を売り上げ、歴代5位を記録。「第63回輝く!日本レコード大賞」では新人賞を受賞し、華々しいデビューを飾った。

2ND SINGLE『I』は、オリコン史上初となるデビューシングルから2作連続初週売上50万枚超えを達成。数々のランキング記録を達成し、タイトル曲「CALL 119」はストリーミング累計再生回数1億回を突破。3RD SINGLE『M』は、初週73.7万枚を売り上げ、3作連続初週売上50万枚超えを達成。初アルバム『Awakening』は、Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”などの各種音楽チャートで7冠を達成!

2022年8月には「KCON 2022 LA」で初海外有観客パフォーマンス披露。さらに、昨年末には日本武道館を含む全国4都市12万人を動員したアリーナツアーを開催。5月24日(水)9ヶ月ぶりのNEW SINGLE『DROP That』を発売。いま最も勢いのあるグローバルボーイズグループだ。

リリース情報

タイトル:『DROP That』(読み:ドロップ ザット)

発売日:2023年5月24日(水)

形態数:3形態
初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤

初回限定盤A(CD +DVD)

価格:¥1,727 (税抜) / ¥1,900 (税込)

■CD
1. FANFARE
2. Let’s Escape
3. INItialize
4. DROP

■DVD
PhotoINIsm #1

■初回プレス限定封入特典
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② セルカトレーディングカード1枚 (初回限定盤Aver.11種類から1枚ランダム封入)
③ ソロ ビジュアルステッカー1枚 (初回限定盤Aver.11種類から1枚ランダム封入)

価格:¥1,727 (税抜) / ¥1,900 (税込)

■CD
1. FANFARE
2. Let’s Escape
3. INItialize
4. DROP

■DVD
PhotoINIsm #2

■初回プレス限定封入特典
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② セルカトレーディングカード1枚 (初回限定盤Bver.11種類から1枚ランダム封入)
③ ソロ ビジュアルステッカー1枚 (初回限定盤Bver.11種類から1枚ランダム封入)

通常盤(CD)

価格:¥1,273 (税抜) / ¥1,400 (税込)

■CD
1. FANFARE
2. Let’s Escape
3. INItialize
4. DROP

■初回プレス限定封入特典
➀ 応募抽選券(シリアルナンバー)1枚
② セルカトレーディングカード1枚 (通常盤 11種類から1枚ランダム封入)
③ ソロ ポラロイド風フォトカード1枚 (11種類から1枚ランダム封入)

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