BLACKPINKのメンバーの再契約の行方に大きな注目が集まっている。
BLACKPINKは、2016年にYGエンターテインメント(以下、YG)よりデビュー。2023年の夏にはデビュー7周年を迎えるため、今年は契約満了の年となる。これに先立って、デビュー7周年を迎えたiKON(JAY、BOBBY、SONG、JU-NE、DK、CHAN)は、2022年12月にYGとの専属契約を終了。1月3日には、BIGBANGのSOLがYG傘下のレーベル THE BLACK LABELに移籍するなど、次々と所属アーティストがYGを離れ、話題となった。
そんな中、BLACKPINKにも契約満了の時期が迫り、ファンだけでなくマーケット関係者の間でも、今後の展開に大きな関心が寄せられている。
▼BLACKPINK
ある証券会社は「無難な進行が予想される」とメンバーの再契約を予想しているが、韓国のメディア 文化日報は、再契約は難航すると予想。「契約金の問題で、再契約交渉は容易ではない」と伝えている。
同メディアが報じたところによると、リサは故郷のタイをはじめ東南アジア市場で絶大な影響力を持っているため、中国をはじめとする各国の会社が1000億ウォン(約106億円)の契約金を提示する意向を見せているという。これは韓国の市場規模では難しい水準だ。
▼BLACKPINK リサ
これを受けYGは、メンバー1人当たり少なくとも200億ウォン(21億円)以上の契約金を提示すると見られている。一方で、別の業界関係者によると、通常、再契約期間は2年から3年と言われており、YGが1人当たり200億ウォンを提示し、合計800億ウォンで契約を結ぶことになった場合、契約期間内に収益を出すことができるか、計算してみるべきだという。
現在、BLACKPINKはワールドツアーを開催中で、同ツアーは6月まで続く。時期としては契約満了まで2か月を残す時点だが、ツアー中のメンバーの発言を考えると、もう再契約は決まっているのではないかと予想するファンも多いようだ。
ちなみに、これに先立って、2022年7月にTWICEは、メンバー9人全員がJYPエンターテインメントとの再契約を締結。他にもSEVENTEENやBTS(防弾少年団)なども事務所と再契約を結び、“魔の7年目”を乗り越え、世界中のファンから歓喜の声が寄せられた。(※韓国では事務所とアーティストの契約期間は最長7年と定められており、契約満了と当時に活動を終えるグループも多く、ファンの間では“魔の7年目”、“7年目のジングス”とも言われている)
果たして、BLACKPINKもこれらのグループのように再契約が叶うのだろうか。今後の展開に注目だ。