BTS（防弾少年団）の歴史を振り返って、ファンが完成させるデジタル・アーカイブプロジェクト「ARMYPEDIA」がスタート。世界中のファンが一緒に楽しく参加できるはずが、コンテンツ内のクイズの内容が一部BTSのメンバーのトラウマをぶり返していると批判が殺到しているようだ。
２月２５日、韓国の大人気ヒップホップグループBTS（防弾少年団）の所属事務所BigHitエンターテインメントは、BTSとARMY（BTSのファン）が歩んできた約２１００日間の思い出を１日ごとに振り返って、アーカイヴするプロジェクト「ARMYPEDIA」をスタートさせた。
「ARMYPEDIA」では、世界のあちこちやネット上にアクセスに必要なQRコートが隠されており、そのコードを読み取るとBTSに関するクイズが出され、そのクイズに正解するとその日付のロックが解除。ロックが解けた日にARMYがBTSに関する好きなことを投稿できる仕組みになっている。しかし、そのクイズの一部にメンバーが忘れたい出来事についての質問があることが判明し、ファンを困惑させている。
ARMYPEDIA IT! in London @hyundai_global #Hyundai #ARMYPEDIA pic.twitter.com/kIH9TrYAHU
— BTS_official (@bts_bighit) February 23, 2019
問題となっているクイズは、BTSのデビュー日に最年長メンバー ジンに起きたハプニングについてだ。その質問は「BTSがデビューした２０１３年６月１２日、ジンはショーケースの時、なぜ泣いたでしょう？」というもの。この時のことについて、ジンは以前インタビュー時に、「衣装のズボンが何度も何度も落ちてきて、恥ずかしくて泣いてしまった。でも、もうそのことは忘れたんだ。思い出したくもない」と話していたのだ。
それを知っていたファンは、ジンの忘れたい記憶をこういった形で思い出させるなんてひどいと怒っているようだ。
「BigHitにはがっかりした。恥ずかしい。彼は忘れたいのに、クイズにするなんて」
さらに、過去にBTSが「新人賞」を獲得した時のRMのトラウマについてのクイズもあったようだ。
「BTSが新人賞を獲得した後、RMは公式のファンカフェでなんのトラウマがあったと言ったでしょう？」
このクイズについては、「BTSのハッピーなクイズを出さないの？なんでトラウマを思い起こさせたいの？」
「ジンの後はRMを傷つけるのか」
「誰がこのクイズを作っているわけ？」などとコメントしており、かなり怒っているようだ。
しかし、なかにはこういった辛い記憶もBTSが通っていた歴史の一部であるため、クイズにしたことは悪くないとBigHitを擁護する声もあがっている。
「RMがよく言っているように、良いことがあれば悪いこともある。彼らが乗り越えてきた悪い記憶を無視するのは、今の彼らを作った過去を消すことになる。それに、これはただのクイズじゃん！」
「こういった記憶も彼らの旅の一つ。彼らは人間だから、いろいろある。彼らの人間味を隠したい？それはBTSが望んでいることの真逆じゃない？」
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