BTS（防弾少年団）の最新シングル「Dynamite」が、爆発的な経済効果を生んでいる。
8月31日、韓国の大人気ボーイズグループ BTSの最新曲「Dynamite」が、アメリカでもっとも権威のあるシングルチャート『ビルボード HOT100』で、韓国のアーティスト史上初となる1位を獲得した。歴史的な快挙に世界中から大きな関心が寄せられる一方、莫大な経済波及効果も生んでいることがわかった。
韓国の複数メディアが報じたところによると、文化体育観光部は9月7日、韓国文化観光研究院とともに、「Dynamite」が全米1位を獲得したことによる経済効果を分析。その経済波及効果はなんと推定1兆7,000億ウォン（約1,521億円）にも及ぶことが発表された。
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この試算は、BTSの所属事務所 BigHitエンターテインメントの売上規模、韓国銀行の投入産出表、関税庁の輸入貿易統計、Googleのトレンド検索などを総合して分析された。同分析結果によると、「Dynamite」の直接的な売上は2,457億ウォン（約220億円）。加えて化粧品や食料品、衣類など関連商品の売上は3,717ウォン（約332億円）だという。
また生産誘発効果は1兆2,324ウォン（約1,102億円）で、付加価値誘発効果は4,801億ウォン（約430億円）、雇用誘発効果は合計7,928人に及ぶと推定されている。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、オフラインでのコンサートや外国人観光客の誘致による効果は除外されていることを考えると、彼らが生む経済的な波及効果は莫大なものであることがわかる。
これを受け文化体育観光部の長官 パク・ヤンウ氏は、「今回の分析はBTSによる波及効果は、経済的にも膨大であることを証明するために行われたが、彼らが成し遂げた成果はこの数字をはるか超えている」「COVID-19に苦しむ世界中の人々にとっての“治癒薬”となり、再び韓国文化の誇りとなった」とコメントし、数字では表しきれないBTSの功績を称えている。
