NCT 127、大ヒット曲「Kick It」はもともと全く別のコンセプトだった!? 実はスタッフの聞き間違えがキッカケで“あのフレーズ”が誕生していた

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カンフー映画や、ブルース・リーにインスパイアされた楽曲・歌詞・映像で、大きな話題となった NCT 127の大ヒット曲「英雄; Kick It」。斬新かつ、迫力満点なパフォーマンスで世界中のファンを魅了した楽曲だが、もともとアジアの要素を強く出すつもりではなかったそうだ。

【動画】NCT 127 엔시티 127 ‘영웅 (英雄; Kick It)’ MV

「英雄; Kick It」の作曲家の1人である Chikkが、The Korea Heraldのインスタビューで、同曲の誕生秘話を明かしている。

「英雄; Kick It」といえば、曲中にある“Like I’m Bruce Lee(僕はまるでブルース・リー)”というフレーズが耳に残るキャッチーな楽曲。韓国のツイッターでは「ブルース・リー」という名前がトレンドに入るなど、音楽ファンに大きなインパクトを与えた。

重低音と力強いボーカルが魅力的な楽曲と、アクション映画のような映像が完全にマッチした「英雄; Kick It」は、歴代級の傑作と大絶賛されているが、実はこの“武道的なコンセプト”は意図して制作されたものではなかったようだ。

それは楽曲制作中に、作曲家たちが何か適当に言葉を当てはめて、歌っていた時のこと。スタッフの1人がつぶやいていた言葉を“ブルース・リー”に聞き間違えたのだという。しかしそれが意外にも曲に合うということで歌詞に採用されたのだ。

「私たちの1人が、何かブルース・リーに似たような言葉をつぶやいてたの。その時に『待って、今ブルース・リーって言った?』ってなって、“いいね。なんかクールだ”となったの」(Chikk)

作曲家たちは、K-POPソングに香港映画のような要素を入れていいかを事務所、SMエンターテイメントに確認した上で、本格的に武術のニュアンスと歌詞を追加し、現在の「英雄; Kick It」が完成したのだ。

さらに「英雄; Kick It」の成功を受け、新曲「Punch」でもそのコンセプトを引き継ぐことになったという。

スタッフの聞き間違いから生まれた“武道”コンセプトだったが、思わぬ成果をもたらす結果となったようだ。


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