米韓ハーフの少女モデル エラ・グロス（10）が出演した韓国のCMが議論の的に。この騒ぎを受け、公開からわずか1日で広告が取り下げられる事態となった。
エキゾチックな美しさで注目を集めているエラ・グロスは、2008年12月1日生まれの10歳。人気K-POPガールズグループ BLACKPINK のジェニーにそっくりだとも言われており、昨年にはBLACKPINKの所属事務所YGエンターテインメント傘下のThe Black Labelと契約。今後の活躍が大いに期待されている。
6月28日、韓国バスキン・ロビンス（サーティワンアイスクリーム）は、エラが出演する、新商品ピンク・スターの新しいコマーシャルを発表。しかし、このCMが韓国内で論争を巻き起こす形となってしまった。
CMは、明るいメイク、そしてノースリーブワンピースに身を包んだエラが美味しそうにアイスクリームをほおばるという内容なのだが、このコマーシャルを見た視聴者からは、まだ10歳と幼いエラをまるで大人のモデルかのように扱い、描いていると批判。エラを性的対象化（sexual objectification）しているとの意見が寄せられたのだ。
【動画】韓国内でさまざまな意見があがったエラ・グロス出演CM
一方で、エラのメイクはあくまでも広告の撮影のためであり、「性的対象化しているという意見はオーバーだ」との異議を唱える者も。いずれにせよ、韓国視聴者からは賛否の声があるようだ。
視聴者からの意見を重く受け止めたバスキン・ロビンスは該当CMを削除。あわせて、SNSに声明文を発表した。
「コマーシャルは幼いにもかかわらず自信と独自性を持っているエラ・グロスのイメージを、ピンク・スターのイメージと繋げるために企画され、モデルの両親や彼女の事務所と事前に十分な協議を行ったのち制作されました。
コマーシャルはエラ・グロスの両親の監視のもとで撮影され、ほかのキッズモデルが施す標準的なレベルなメイクをして、彼女がモデルをする子供服ブランドの衣装を着て行われました。
一連の手順と準備を行いましたが、私たちはコマーシャルでのエラ・グロスのイメージを不快に感じている顧客の意見を積極的に聞き入れ、映像の公開を停止しました」
なお、現在この投稿は削除されている。
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