BTS(防弾少年団)「Mikrokosmos」の共同プロデューサーが制作秘話を明かす! 「あんな気持ちを味わうことは二度とないかもしれない」「世界最大で最高のバンド」

(左)Arcades(右)BTS(防弾少年団) NEWS
(左)Arcades(右)BTS(防弾少年団)

BTS(防弾少年団)の楽曲「Mikrokosmos」と「Jamais Vu」を共同プロデュースした、イギリスで活動するプロダクションチームのインタビューが話題になっている。

BTS(防弾少年団)がアルバム「MAP OF THE SOUL:PERSONA」に収録した楽曲「Mikrokosmos」と「Jamais Vu」。「Mikrokosmos」はメンバーのジョングクとVがアルバムの中で最も気に入っていると公言しているほどの曲であり、 両曲ともファンの間でも人気が高い。

そんな2曲をBTS(防弾少年団)と共同プロデュースしたのが、イギリスを中心に活動している、Max GrahamとMatt Thomsonの2人で構成されたプロダクションチーム「Arcades」だ。2018年のデビュー以来人気を高め、エリー・ゴールディングやジュリア・マイケルズ、そしてBTS(防弾少年団)のようなアーティストとともに仕事をするようになった。

ThomsonはBTS(防弾少年団)がイギリス・ロンドンのウェンブリースタジアムでおこなわれた公演を観覧し、その目で自分自身が作った楽曲が歌われるのを聴いたそうだ。「Mikrokosmos」を聴いた彼は語った。

「心の準備はできていたつもりだったんだけど、実際に歌われるのを聴いたとき、それは現実だと思えなかった。Mikrokosmosはラストの曲だったんだけど、前後の観客も両側の観客も、みんな歌詞を泣きながら歌ってるんだ。なんともいえない感情が大きくなって、こんな気持ちはもう二度と味わえないかもしれないと思った

https://twitter.com/arcadesuk/status/1135293801101221888

「共同制作のクレジットを手に入れることは私たちにとって大きな一歩だ。しかもその相手が、世界最大かつ世界最高のバンドだったという事実。私たちは次のレベルに上がったんだ」

「Mikrokosmos」と「Jamais Vu」はファンからも絶大な支持を集め、ファンたちのスローガンにインスピレーションを与えることもあった。また「Mikrokosmos」はNASAの正式なプレイリストにも含まれ、2024年に予定されている月の旅の際、再生される予定だ。

この曲が完成するまでには、無数のメールがあったという。イギリスを拠点に活動する彼らは、BigHitエンターテインメントなどとメールによって調整をおこない、アイデア・メロディー・歌詞を好感していったという。

BigHitエンターテインメントは仕事に対する素晴らしい倫理を持っているから、どちらの曲も非常に迅速に作られたよ。彼らの基準がずれることは絶対になくて、彼らのベンチマークは本当に高いんだ。

すべてが電子メールでおこなわれ、すごく多くのやりとりがあったけど、BigHitエンターテインメントはレコードについて正確に知っているんだ。新しいパーツを加えたり変更するたび、どんどん曲が強くなっていったから、向こうから曲が戻ってくるたびに毎回本当にエキサイティングだったよ」

また、2つの楽曲について「Mikrokosmosを書いたやり方は、楽器で制作に重点をおいたフルバンドサウンドを作ることだったけど、Jamais Vuはアコースティックトラックとして始まり、聴く人の心を動かすためのコード進行に重点をおいた」と語った。

Arcadesは、英語以外の歌詞の曲に挑戦するのはBTS(防弾少年団)が初めてだったため、とても新鮮な体験だったという。「彼らは、私たちが持っていたメロディーの間と歌詞のアイデアを使って、その歌に全く新しい意味を生み出したんだ」

Arcadesはウェンブリースタジアムでの公演の前、Twitterにて自身の存在をアナウンスし、たくさんのファンたちと直接交流、カスタマイズTシャツやARMY BOMB(BTSのスティックライト)リングをなどのプレゼントをもらったという。

Thomsonは「自分の音楽や他の人たちと共同制作した曲を聴いた人々から感想を聞くことは本当に素敵なことだから、いつも意見を聞くことを楽しんでるんだ」と、ARMY(BTSファンの呼び名)との思い出について語った。

BTS(防弾少年団)が奏でる素晴らしい楽曲は、その曲を愛し、そしてBTS(防弾少年団)自身の才能を心から信じてくれる人々によって、さらにより良いものとなる。世界をフィールドに活躍する彼らには、今後も優れたサポーターがついてくれることだろう。

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