人気K-POPガールズグループ BLACKPINK の新曲「Kill This Love」のミュージック・ビデオが、韓国の放送局「KBS（韓国放送公社）」にて放送NGとなったことがわかった。
「Kill This Love」は、自分を傷つける恋に自ら終止符を打とうとする女心について歌った楽曲。4月5日にYouTubeに公開されたミュージック・ビデオは、2週間足らずで再生回数が2億回を突破。世界中で大ヒットを記録している。
ミュージック・ビデオでは、銃を撃つような振り付けがあったり、終盤では大勢の女性ダンサーを従え最強ガールズ軍団を結成したりと、同曲が持つ「力強さ」をさらに引き立たせているが、このほど、KBSはこの「Kill This Love」MVを放送不適格と判断したという。
KBSは規制が厳しいことで知られているが、ネット民たちはなぜ「Kill This Love」のミュージック・ビデオが放送不適格と判断されたのか、MVを実際に見るなどして理由を探った結果、「ロゼの運転シーンが原因なのではないか」との結論に行きついたようだ。
MVでは、ロゼが泣きながら車を運転するシーンがあるのだが、このシーンでロゼはシートベルトを着用しておらず、また道路に飛び出すシーンもあったりと、道路交通法に違反する行為が多数見受けられる。KBSはこれらを問題視した可能性がある。
なお、KBSが放送禁止と認定したのはBLACKPINKの「Kill This Love」が初めてではない。これまでにもPSY（サイ）が「GENTLEMAN」（2013）のMV内で道路に置いてあった三角コーンを蹴ったとして放送を棄却、またイ・ヒョリが「ChittyChitty BangBang」（2010）という楽曲のMVで道路の真ん中を歩いたなどとして放送不適格となっている。
【動画】PSY「GENTLEMAN」ミュージック・ビデオ
【動画】イ・ヒョリ「ChittyChitty BangBang」ミュージック・ビデオ
残念ながら放送禁止となってしまった「Kill This Love」だが、ネット民からは「まあ、KBSは公共放送会社だもんね」「シートベルトは忘れちゃいけない」「シートベルトはマスト！」などといった意見が寄せられており、概ね同局の判断に納得しているようだ。
【動画】BLACKPINK 「Kill This Love」MV
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