SMエンタ、創業者イ・スマン統括プロデューサーとの早期契約終了を検討中・・ いったいナゼ?「SMの顔」の退任に混乱の声

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SMエンターテインメント(以下SM)が、創業者であり現在は統括プロデューサーとして業務に携わっているイ・スマンとの早期契約終了を検討している。

SMエンターテインメントは、1995年の会社設立以来、第1世代アイドルを世に送り出し大ヒットさせ、その後東方神起や少女時代からNCT、aespaまで、K-POPを代表するアーティストを次々と輩出してきた大手芸能プロダクション。創業者は元歌手のイ・スマン。現在は統括プロデューサーを務めており、アーティストたちからは「先生」と呼ばれ親しみ、敬われている、K-POPファンにもおなじみの人物だ。韓国アーティストの日本市場への進出のきっかけを作った主要人物でもある。

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9月15日、SMはこの日発表されたイ・スマンの個人会社であるライク企画との契約早期終了の公示について、声明を発表した。これまで、ライク企画はSMが制作する作品に音楽的な助言とプロデュースを行ってきたが、その契約が早期終了するという公示が出されていたのだ。

SMは「当社は、イ・スマン総括プロデューサーとのプロデューシング契約に関して多角的な検討と議論を進めてきており、総括プロデューサーがプロデューシング契約を今年末に早期終了したいという意思を当社に伝えてきました」と明かした。

また、「総括プロデューサーとのプロデュース契約早期終了が当社の事業に及ぼす影響などについて主要利害関係者たちと深く議論し、今後の方向性への立場を整理して今後発表する計画」と今後の見通しを伝えた。

というのも、以前からSMの株主たちの間では、SMとライク企画の間のプロデュース契約に対して、SMの最大株主であるイ・スマンの個人会社に対する過度な人税支給だという反発の声が上がっていたのだ。主な契約内容は、イ・スマンPDがSMのレコード企画などに参加する代わりに、SMの売上高の最大6%をライク企画に支給するというもの。そのためSMからはライク企画のために毎年数百億ウォン台の費用が発生しており、それによってSMの株主価値が損なわれているという意見が上がっている。今回の公示はそんな株主たちの声を尊重したものであると解釈されている。

この発表に、株主たちは好反応を見せた。発表直後、SMの時間外単価が9.92%上がった7万900ウォンを記録したのだ。

しかし一方で、今回の公示は今後のSMの会社成長には赤信号かもしれないと懸念されている。自社アーティストの企画はもちろん、海外進出事業でも大きな役割を担い、会社の実質的な経営者の立場にいる「SMの顔」が退任することは、かなりの痛手になると予想されている。

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