(G)I-DLE ソヨンが、新曲「TOMBOY」制作時に込めた曲への思いを明かした。ソヨンの音楽制作への情熱に、称賛の声があがっている。
(G)I-DLEは3月14日、1stフルアルバム『I Never Die』をリリース。タイトル曲「TOMBOY」を引っさげ、カムバックした。現在は音楽番組等に出演し、積極的なプロモーション活動を行っている。
スジンの脱退後初のカムバックとなったが、(G)I-DLEの人気は衰えることを知らなかった。「TOMBOY」は現在韓国で大きな人気を集めており、韓国主要チャート(Melon,Genie,Bugs,Flo)のすべてのリアルタイムチャートで1位を獲得。オールキルを達成し、その大衆的な人気を証明した。
(여자)아이들((G)I-DLE) – ‘TOMBOY’ Official Music Video
そんな(G)I-DLEは、「自主制作アイドル」としても知られている。コンセプトのプロデュースと作詞作曲、レコーディングの監督を行っているのはメンバーのソヨンだ。そんなソヨンが、新曲「TOMBOY」に込めた思いを明かした。
▼ソヨン
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3月27日にソヨンが個人で行ったV LIVE放送で、「TOMBOY」制作のビハインドは明かされた。「TOMBOY」には、ソヨンなりの確固たる意志を込めたという。
動画はこちら↓【該当シーンは9分9秒頃~】
前置きとして、「TOMBOY」は曲の説明が本当に難しいと明かしたソヨン。それほど多くの意味が込められているという。しかし、ファンのために丁寧に説明を始めた。
ソヨンは、アルバムの計画を立てるときにまず、(G)I-DLEはどんなグループか考えてみたそうだ。すると、「偏見を破るグループ」という結論が出たという。確かに、今までにないコンセプトを次々と発表したり、グループにただよう独特のかっこよさは、既存のガールズグループに対する先入観を完全に壊す破壊力がある。
そんなイメージがある(G)I-DLEだからこそ、「男性らしい」「女性らしい」といった本質的な偏見をも破りたいと思ったという。それにあたってソヨンは、「TOMBOY」の全体的なストーリーをこう決めたという。
自分は自分の思い通りに行動する。それは、(男性だから、女性だからではなく)自分だからする行動だ。でも、ある人が自分に『なんでお前はこんなに女らしくできないんだ』と言う。それを聞いた自分は『君が考える女らしさが何なのか知らないけど、君が考える女らしさに合わせるくらいならいっそ私をTOMBOYとでも呼べば?』と言う
社会に生きていると必然的に求められる女性らしさ、男性らしさに疑問を投げかけ、「他人が自分についてどう言おうと関係ない」「他人の基準に合わせる気はない」と、偏見に強く反対する設定である。
ソヨンが曲に込めた強い思いは、過激な表現が満載の歌詞からも強く感じ取ることができる。
너의 썩은 내 나는 향수나 뿌릴 바엔(君の腐った香水をかけるくらいなら)Ye I’m fxxking Tomboy
→あなたが思うあなたの基準に合わせるくらいなら、いっそ私をTomboyと呼んで
미친년이라 말해 What’s the loss to me ya(狂った女だと言って 私が失うものなんてある?)
→私の行動についてあなたがどう考えようと、どう話そうと私の知ったことじゃない、ただ狂ってるんだと考えてくれればいい
「自分らしく生きること」を前面に押し出したこの曲は、現代社会で生きづらさを感じる人々に大きな勇気を与えるだろう。ソヨンの成熟した考えと表現力が詰まったビハインドに、ファンからは感動の声があがっている。